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今年最初の世界戦が米国・ロサンゼルスのマイクロソフト・シアターで13日(日本時間14日)に開催され、メインにはIBF(国際ボクシング連盟)スーパーミドル級タイトルマッチ、王者のホセ・ウスカテギ(ベネズエラ)対IBF同級2位カレブ・プラント(米国)が登場。さらに13ヶ月ぶりに元スーパーバンタム級王者のギジェルモ・リゴンドウ(キューバ)がリングに上がった。
IBF世界スーパーミドル級タイトルマッチ
プレッシャーをかけコンビネーションを放つ王者ウスカテギに対し、挑戦者プラントは足を使いストレートを伸ばし初回を終える。すると続く2回にプラントが左フックを顎に決めて倒すと、さらにも4回プレッシャーを強めたウスカテギに左を返してこの日2度目のダウンを奪った。中盤にはウスカテギも左フックなどで対抗すると、プラントは次第に疲労の色を見せ始めた。そして終盤は前半のポイントを守るプラント、追いかけるウスカテギの構図のまま試合は終了。3-0(116-112×2、115-111)でプラントが新王者となった。2019年最初の世界タイトル戦で初栄冠となったプラントの戦績は18戦全勝(10KO)、後半の追い上げも及ばなかったウスカテギは31戦28勝(23KO)3敗となった。
リゴンドー、初回3分に一発KO勝利!
PBC(プレミアム・ボクシング・チャンピオンズ)所属となり、そのパフォーマンスが注目されたリゴンドーは、初回で試合を決めた。試合時間終了間際、リゴンドウが放った左フックで対戦相手のジョバンニ・デルガド(メキシコ)はダウン。一方的な展開だった試合をレフェリーはストップし初回3分ちょうどでTKO勝利となった。「今後はスーパーバンタム級、フェザー級で試合を重ねていきたい」と語ったリゴンドーの戦績は20戦18勝(12KO)1敗1無効試合、実力差があり過ぎ敗れたデルカドは25戦16勝(9KO)9敗となった。
フィゲロア弟、次期挑戦者に
試合直前でWBA(世界ボクシング協会)スーパーバンタム級挑戦者決定戦とアナウンスされた、同級5位のブランドン・フィゲロア(米国)と、元WBA同級暫定王者のモイセス・フローレス(メキシコ)の12回戦。元WBC(世界ボクシング評議会)ライト級王者オマールを兄に持つブランドンは、序盤から攻撃的に前に出る。すると3回に左フックでダウンを奪うい、さらに右でダウンを追加するとレフェリーストップで3回1分35秒KO勝利。WBA同級王者のダニエル・ローマン(米国)への挑戦権を手にしたフィゲロアの戦績は19戦全勝(13KO)、敗れたフローレスは29戦25勝(17KO)2敗2無効試合。