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米国・ニューハンプシャー州マンチェスターのSNHVアリーナで19日(日本時間20日)、トリプル世界戦が開催された。
セミファイナルではWBA(世界ボクシング協会)スーパー&IBF(国際ボクシング連盟)スーパーバンタム級王者ムロジョン・アフマダリエフ(27=ウズベキスタン)が登場。IBF同級8位の挑戦者ホセ・ベラスケス(31=チリ)を相手にWBAが2度目、IBF初の防衛戦に臨んだ。
アフマダリエフが大差判定で2冠防衛
初回開始からアフマダリエフは重厚な左右のパンチを繰り出し、ベラスケスをコーナーに追い込んだ。その後、ベラスケスも前進し大きなパンチを振るって対抗するも、中盤戦ではアフマダリエフがボディも交えて有効打と手数で上回った。終盤戦もベラスケスは身体ことぶつけるような右オーバーハンドを叩き込むなどタフさと度胸を見せ、アフマダリエフもガードの上から強打を打ち込み試合終了。ゴング後にベラスケスはバックフリップと腕立てを見せタフさをアピールするも、判定は3-0(119-109×3)でマダリエフが判定勝利。WBA2度目、IBFが初となる防衛に成功した。
相手のタフさに苦労するも防衛に成功したアフマダリエフは10戦全勝(7KO)。善戦を見せるも、チリ人発の世界王者には届かなかったベラスケスは38戦29勝(19KO)7敗2分とした。