[発表会見]2025.2.19
天海ツナミ! アルゼンチンで王座奪還を誓う!
元女子世界2階級制覇王者の天海ツナミ(40=山木)が19日、都内の日本ボクシングコミッション(JBC)本部事務局で開かれた記者会見に出席し、次戦の意気込みを語った。
王座奪還を狙う天海は、日本時間の3月9日(日)、アルゼンチン・サンタフェ州でWBO(世界ボクシング機構)・IBF(国際ボクシング連盟)女子世界ライトフライ級統一王者のエブソン・ナザレナ・ベルムデス(28=アルゼンチン)に挑戦する。
天海は、2021年7月に米国で行われた試合で、セニエサ・エストラーダ(32=米)に判定負けを喫し王座を陥落後、再戦や他団体のチャンピオンへの挑戦を模索していたが、交渉は難航した。
しかし、その後、中南米に強いネットワークを持つTMK GYMの吉川龍マネージャーと山木ジムの石川伸マネージャーとの出会いが、再び世界戦への道を切り拓くきっかけとなった。
約3年8ヶ月ぶりに世界戦に挑む天海は、「これまで、なかなか世界戦が決まらない中、間隔を空けないよう試合を組んでくれて、そしてこうしてチャンスを作ってくれたジムに感謝している。この試合には特別な思いがある。ベストコンディションで臨み、これまでの経験をアルゼンチンのリングで発揮したい」と意気込みを語った。
山木敏弘会長は、「長い間待って、やっと訪れたチャンス。我々にとって勝負の試合となる。強いチャンピオンで侮れないが、勝てるチャンスがあるからこそ、地球の裏側まで行く。ぜひともチャンピオンになってほしい」と、愛弟子の戴冠に期待を寄せた。
日本から約30時間かけてアルゼンチンに向かう天海だが、これまでにもメキシコ、タイ、チリ、韓国などで豊富な海外経験を持ち、「海外には何度も行っているので慣れている」と語った。
統一王者のベルムデスは、2023年3月に2冠王座を獲得し、今回が3度目の防衛戦だ。相手の印象を聞かれた天海は、「ストレートとフックの軌道が独特で、パンチが強い」と分析し、「どのように接近戦に持っていくかが重要。アウェーなので、KO勝ちが理想」と、王座返り咲きに力を込めた。
天海は、3月2日(日)に決戦地のアルゼンチンに向かう。
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