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[試合後会見]2022.3.27

沖縄で第33代日本ミニマム級王者が誕生!

 平仲ボクシングスクールジム開催の「MUGEN〜挑〜vol.16」が27日、沖縄・豊見城市民体育館で行われた。メインイベントの日本ミニマム級王座決定戦では、同級1位の重岡銀次朗(22=ワタナベ)と同級2位の仲島辰郎(27=平仲)が、空位の王座を懸けて激突した。

 昨年、初めて挑んだタイトル戦で苦汁を味わった仲島が、再度掴んだビッグチャンスをモノにしたのか? それとも世界主要4団体にランクインし、世界を待望されている重岡が戴冠したのか?

 第33代日本ミニマム級チャンピオンが誕生した! 

重岡銀次朗(ワタナべ)が日本王座を獲得!

 序盤からプレスをかけ、多彩なコンビネーションで攻め立てる重岡に対し、仲島は右ストレート、ジャブカウンターを合わせ対抗した。5回途中採点では48-47×1、49-46×2で重岡がリード、後半、重岡はスピード感あるパンチと左ストレートで迎え撃ち、倒しに行くが、仲島も右カウンターを狙い、最後まで戦い抜いた。採点は7〜8ポイント差をつけて重岡が勝利。日本ミニマム級王座を獲得した。

「さらにレベルを上げていきたい」
 フルラウンドの末、日本王座を獲得した重岡は「倒すつもりでいたが、仲島選手の気持ちの強さと、自分もまだ未熟で、まとめることができなかった」と反省の弁を口にした。「右ストレートをもらったり、アウェーのリングで相手の応援もすごくて慎重になってしまった。途中から『倒すこと』より『勝つこと』にシフトして戦った」。「最後まで諦めずに出てくる相手に対し、隙を見つけ出すことができなかった」と振り返った。

 試合前にはKOを想定した練習をしていたが「試合とスパーリングは違う。レベルを上げたつもりだっだが。今日はまず倒されないようにと戦った…」と語り、今後は「見つかった課題に取り組んで、もっとレベルを上げていきたい」と決して満足はしていなかった。
「手応えがあったが…」

   一方の仲島は「前回の敗戦と違って、2ラウンドが終わった時点で手応えがあったので負けて悔しい」と唇を噛んだ。

「相手はパンチはあったが、思ったほどではなかったので戦えると思った。リスペクトしすぎた。でも、強かったです」。

   今後は「見つかった課題を修正して、また頑張りたい」と前を向いた。

日本ミニマム級3位春口直也(橋口)
 試合後に取材に応じた同級3位の春口直也(32=橋口)は「身長差があったので、どうやって戦うのかな?と思って見ていたが、重岡選手のノーモーションから飛んでくるパンチが良くて、プレスのかけ方が上手かった。仲島選手もその中で、狙っている右ストレートやカウンターがあったが、重岡選手のジャブが動きを邪魔していて、上手かった」と感想を語った。
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