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[発表会見]2025.4.7

辰吉寿以輝の再起はフィリピンのサウスポー!

辰吉寿以輝(大阪帝拳)が6月7日(土)に再起戦

　大阪帝拳ジムは7日、大阪市内のジムで記者会見を開き、日本スーパーバンタム級14位の辰吉寿以輝(28=大阪帝拳)の次戦を発表した。

　辰吉は、6月7日(土)、エディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館第2競技場)で開催される「第83回ドラマチックボクシング」のメインイベント・スーパーバンタム級8回戦で、フィリピン同級12位のアリエル・アンティマロ(22=比)と対戦する。

　昨年12月、OPBF東洋太平洋スーパーバンタム級王者の中嶋一輝(31=大橋)に初黒星を喫した辰吉は、「前回の試合が終わってから、早くやりたかったので、ワクワクしている」と期待感を示した。

「サウスポーは苦手じゃないことを証明する」

　辰吉は、最近3試合連続でサウスポーと拳を交えており、「『サウスポーが苦手じゃないのか』と言われるのは癪に障る。そうじゃないことを証明したい」と強い思いを示した。

　中嶋戦での強烈な左オーバーハンドを受けて倒れた瞬間を、「今でも倒された瞬間は覚えていない。めちゃくちゃ悔しかったし、今でもモヤモヤする」と振り返った。試合後、すぐに再起を決意し、翌日にはSNSで発信した。

中嶋との再戦を目指す

　再起の意向を父・辰吉丈一郎に伝えた際には、「そら、そうやろ」とだけ返事が返ってきたという。

　「唯一の負けが記憶にないのは悔しい。ベルトを持っていようが持っていまいが、やり返したい」と、中嶋との再戦に強い決意を見せた。

フィリピンからスパーリングパートナーを招聘

　大阪帝拳ジムの吉井寛会長は、「どうしてもサウスポーへのこだわりがあるので、本人の意思を尊重して、対戦相手を選んだ」と語った。「待ちのボクシングではなくて、いかに相手を動かしていけるかが重要。ここを乗り越えることで、先に進んでほしい」と期待を寄せた。

　今後、フィリピンからスパーリングパートナーを招聘することを明かした。

ガツガツ攻めてKOする!

　辰吉は「フィリピン人選手なので、ガツガツ前に出てくる。だからこそ、こちらもさらにガツガツ攻めたい。せっかくの再起戦なので、つまらない試合はしない。KOしか狙っていない」と、自信たっぷりに意気込みを語った。

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