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東のニューヨーク、西のカリフォルニアで開催された米国での注目試合が20日(日本時間21日)に開催された。今週末最大のビッグマッチはニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデン。WBO(世界ボクシング機構)ウェルター級王者テレンス・クロフォード(米国)が元世界スーパーライト級統一王者アミール・カーン(英国)を相手に2度目の防衛戦を決行。
カリフォルニア州カールソンのディグニティ・ヘルス・スポーツ・パークでは、元世界2階級制覇王者で現ウェルター級1位のダニー・ガルシア(米国)が、同級12位アドリアン・グラナドス(米国)とWBC(世界ボクシング評議会)シルバー・同級王座決定戦を行った。
西のアンダーカードでは2つの暫定世界戦が行われ、WBO(世界ボクシング機構)バンタム級暫定王座決定戦として、同級1位リカルド・エスピノサ(メキシコ)vs元世界2階級制覇王者で現同級6位のジョンリル・カシメロ(フィリピン)戦。WBA(世界ボクシング協会)スーパーバンタム級暫定王者決定戦では、同級2位ブランドン・フィゲロア(米国)と、元WBAバンタム級暫定王者で同級5位ヨンフレス・パレホ(ベネズエラ)がベルトを争った。
カリフォルニア州カールソンのディグニティ・ヘルス・スポーツ・パークでは、元世界2階級制覇王者で現ウェルター級1位のダニー・ガルシア(米国)が、同級12位アドリアン・グラナドス(米国)とWBC(世界ボクシング評議会)シルバー・同級王座決定戦を行った。
西のアンダーカードでは2つの暫定世界戦が行われ、WBO(世界ボクシング機構)バンタム級暫定王座決定戦として、同級1位リカルド・エスピノサ(メキシコ)vs元世界2階級制覇王者で現同級6位のジョンリル・カシメロ(フィリピン)戦。WBA(世界ボクシング協会)スーパーバンタム級暫定王者決定戦では、同級2位ブランドン・フィゲロア(米国)と、元WBAバンタム級暫定王者で同級5位ヨンフレス・パレホ(ベネズエラ)がベルトを争った。
クロフォードvsカーン
今週末一番の注目カードは初回から動いた。スイッチヒッターの王者クロフォードが右構えから右ストレートで効かせ、左のフォローで早くもダウンを奪った。続く2回にスピードで対抗したカーンに、クロフォードは3回からサウスポーにスイッチ。効果的な攻撃を見せてペースを掌握した。クロフォードのペースのまま試合が進んだ6回、左ボディがローブローとなりカーンがコーナーに持たれかけ試合は中断。自陣で苦痛をみせるカーンを確認し、トレーナーのバージル・ハンターが棄権を申し入れ、クロフォードが6回47秒TKO勝利で無敗のレコードを伸ばした。今後、IBF(国際ボクシング連盟)同級王者のエロール・スペンスJr(米国)との統一戦を希望したクロフォードの戦績は35戦全勝26KO)、敗れたカーンは38戦33勝(20KO)5敗とした。
ガルシアsグラナドス
試合はガルシアがダウンを3度奪う圧勝で幕を閉じた。まずは2回、ガルシア得意の左フックが炸裂し最初のダウンを奪うと続けて右でダウンを追加、5回にも倒し迎えた7回に連打を見舞うとレフェリーストップ。ガルシアが7回1分33秒でTKO勝利。空位のWBC世界シルバー同級王座を獲得した。実力を見せつけ復活を果たしたガルシアの戦績は37戦35勝(21KO)2敗、初のKO負けとなったグラナドスは30戦20勝(14KO)7敗2分1無効試合となった。
エスピノサvsカシメロ
急遽、組み込まれたWBO世界バンタム級王座決定戦は、カシメロがエスピノサを最終12回44秒KO勝利で暫定王座についた。世界3階級制覇を達成したカシメロの戦績は31戦27勝(18KO)4敗、敗れたエスピノサは25戦23勝(20KO)3敗となった。
WBA世界スーパーバンタム級王座決定戦は、フィゲロアがパレポを8回終了時に棄権へと追い込み、世界王座を初栄冠。元WBC世界ライト級王者の兄、オマール・フィゲロア(米国)に続き兄弟で世界王者となった。22歳の若き新王者フィゲロの戦績は19戦全勝(14KO)、敗れたパレホは27戦22勝(11KO)4敗1分とした。
WBA世界スーパーバンタム級王座決定戦は、フィゲロアがパレポを8回終了時に棄権へと追い込み、世界王座を初栄冠。元WBC世界ライト級王者の兄、オマール・フィゲロア(米国)に続き兄弟で世界王者となった。22歳の若き新王者フィゲロの戦績は19戦全勝(14KO)、敗れたパレホは27戦22勝(11KO)4敗1分とした。