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WBO(世界ボクシング機構)フェザー級王者オスカル・バルデス(27=メキシコ)は10日(日本時間11日)、米国カリフォルニア州カーソンのスタブハブ・センターで元WBA(世界ボクシング協会)スーパーバンタム級王者で現WBOフェザー級10位のスコット・クイッグ(29=英)を相手に4度目の防衛戦を行う。両選手は9日に前日計量に臨んだが、挑戦者は2.8ポンド(約1.27キロ)もオーバー、失格となった。
フェザー級のリミットは126ポンド(約57.1キロ)と定められているが、バルデスは125.8ポンド(約57.0キロ)でクリア。しかし、下の階級から上げてきて4戦目となるクイッグは128.8ポンド(約58.4キロ)と大幅にオーバーした。カリフォルニア州のルールでは1回目の計量で2ポンド(約900グラム)以上の超過の場合は再計量を行わないことになっており、その時点でクイッグは失格となった。試合は行われるが、クイッグが勝っても王座を獲得することはできず、バルデスが敗れた場合は王座が空位になることが確認された。4度目の防衛を狙うバルデスは23戦全勝(19KO)、クイッグは37戦34勝(25KO)1敗2分。
世界戦における計量での失格は今年に入ってから1月20日のハビエル・フォルトゥナ(ドミニカ共和国)、3月1日のルイス・ネリ(メキシコ)、そして今回のクイッグで早くも3例目となった。また、昨年4月から数えると、世界戦および挑戦者決定戦を含めてクイッグは10例目の失格者となった。