[一夜明け会見]2025.11.25
井上拓真! 次は堤聖也と統一戦? 井岡一翔と対決?

WBC(世界ボクシング評議会)バンタム級の新チャンピオンの井上拓真(29=大橋)が25日、横浜市内のジムで一夜明け会見を行い、獲得したばかりのWBCベルトと、WBCが特別に制作した"サムライベルト"をお披露目した。
井上は24日、TOYOTA ARENA TOKYOで行われた「Prime Video Boxing 14」で、同級1位の那須川天心(27=帝拳)との王座決定戦で勝利。無敗神話を誇った那須川に初黒星をつけ、見事に王座へ返り咲いた。
試合を振り返った井上は「王座に返り咲いたというより、那須川選手に勝てたことがうれしい。応援の声もすごくて、力になった」と笑顔を見せた。
この日、早朝からテレビ出演があり、一睡もしていないという新王者。「リーチが思っていたより長く、ここでも届くのかと。3ラウンドから作戦を変えて、感情的にならず、淡々と自分のボクシングができたことが勝因」と、36分間の総力戦を冷静に分析した。
井上真吾トレーナーも「勇気と感動を与えた。練習でやってきたことをすべて出してくれた。攻撃的な拓真を初めて見た。淡々と戦ってくれたことが良かった」と称賛を惜しまなかった。
試合前には兄の井上尚弥(32)、いとこの井上浩樹(33)がリングに上がり、井上家が総出で那須川を迎え撃つ形に。真吾トレーナーも「気づいたら2人が上がっていた。井上家で戦うという気持ちだった」と振り返った。
ボクモバ予想では井上が有利とされたが、世間では那須川有利の声が多かった。井上はその状況にも闘志を燃やしていた。「不利予想で燃えた。キック時代から無敗の那須川選手に勝てるかどうか、周りからは自分がボクシング代表みたいに見られていた。ボクシング界を守る、と言うと変だが、プレッシャーは確かにあった」と胸の内を語った。
大橋秀行会長は「(次は)堤聖也選手(29=角海老宝石)との王座統一戦も面白いし、井岡選手(36=志成)の5階級制覇を阻止する一戦も魅力的」と、日本人同士のビッグマッチに言及した。
井上も「堤vsドネア戦はもちろん気になっていたし、堤選手に勝ってもらい、リベンジしたい気持ちもある」と、統一戦に前向きな姿勢を示した。
さらに、大晦日にバンタム級初戦を迎える井岡についても「決まったら、めちゃめちゃテンションが上がる」と、迎え撃つ覚悟を口にした。
バンタム級が再び動き出した。物語は王座奪還で終わりではない。井上拓真の次なるステージは、日本ボクシングの歴史を動かすビッグマッチになりそうだ!
シェアする
LINEで送る
// google adsence
if(empty($_SESSION['login'])){
//echo $googleAdsense_multiplex;
//echo $googleAdsense_infeed;
}
?>