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元WBC(世界ボクシング評議会)スーパーフライ級王者のカルロス・クアドラス(29=帝拳/メキシコ)が18日(日本時間19日)、メキシコ・シナロア州ロスモチスでWBC中南米バンタム級王座決定戦に出場。リカルド ・ムニョス(30=パナマ)と王座を争った。
クアドラスがペースを維持した
初回からクアドラスが左右のロングフックで攻めるのに対し、ムニョスは軽快なフットワークからジャブを決めた。2回、ムニョスは右ストレートから連打を繰り出すが、クアドラスも負けじと左フックを好打し顔を跳ね上げた。その後ペースを握ったクアドラスはジャブを上手く使いポイントを加点。しかし、6回に偶然のバッティングで両者ともに負傷した。
WBC中南米王座を獲得
7回、スタミナが切れたクアドラスはビッグパンチでムニョスからポイントを取るが足元がフラついた。このラウンド終了後にレフェリーが試合をストップ。68-63×2、69-63×1の負傷判定勝ちでクアドラスがタイトルを獲得した。クアドラスはWBC世界スーパーフライ級1位のファン・フランシスコ・エストラーダ(メキシコ)、WBC世界スーパーフライ級3位のマック・ウィリアムズ・アローヨ(32=プエルトリコ)に連敗していたが再起に成功した。クアドラスの戦績は41戦37勝(27KO)3敗1分、ムニョスは36戦29勝(23KO)8敗。
同日メキシコ・チワワ州では、WBA(世界ボクシング協会)女子ミニマム級王者のアナベル・オルティス(メキシコ)が挑戦者のジェニファー・レオン(ベネズエラ)を迎えて10度目の防衛戦に臨んだ。オルティスはサウスポーのレオンにやや手こずったが、テクニックで上回りポイントを連取。偶然のバッテイングで眉を切りながらも3-0の判定勝ちでベルトを守った。オルティスは「今後は、タイトル統一戦または、複数階級チャンピオンを狙いたい」とコメントした。オルティスは31戦28勝(4KO)3敗、初黒星を喫したレオンは10戦9勝(6KO)1敗。