[前日計量]2024.12.20
全日本新人王決定戦が熱い!

「第71回 全日本新人王決定戦」の前日計量が20日、都内の日本ボクシングコミッション本部事務局で行われ、東日本新人王と新人王西軍代表が計量に臨んだ。
注目のイベントは、明日(21日)、後楽園ホールで行われ、U-NEXTで全試合ライブ配信される。
バンタム級5回戦では、東日本新人王MVPの西屋香佑(23=横浜光)と宮下椋至(23=JM加古川拳)が対戦する。
激戦区バンタム級をすべてKO勝ちしてきた西屋は、リミットを200g下回る53.3kgでクリアした。計量後、取材に応じた西屋は、「普段は緊張しいタイプだけど、今は少し緊張している」と心境を明かした。
3試合連続KO中だが、「派手に倒したいが、練習でやってきたことを出さないと意味がない」と冷静そのもの。それでも、「1〜5ラウンドにかけて体力を削って競り勝ち、最後の最後に決める。サウスポーは大得意」と、勝利に自信を示した。
宮下は、西日本新人王技能賞を獲得し、西軍代表決定戦でも初回KO勝ちしたサウスポーのテクニシャンだ。300gアンダーの53.2kgで秤を降りた宮下は、「東京での試合で、(移動による)コンディションが心配だったが、しっかりと仕上がった」と納得の表情を浮かべた。
後楽園ホールには、18歳の時にJCL(ジュニア・チャンピオンズ・リーグ)全国大会決勝戦で上がっており、約5年ぶりに聖地のリングに上がる。
宮下は「相手はパワーがあり手数が多いが、自分のスタイルを貫くだけ」と意気込んだ。
スーパーフライ級5回戦では、高橋秀太(23=角海老宝石)と西軍MVPの村田碧(20=松田)が激突する。高橋は100gアンダーの52.0kg、村田は300gアンダーの51.8kgで計量を終えた。
「パワーを活かして戦う」高橋秀太
3度目の挑戦で全日本新人王決定戦まで勝ち上がってきた高橋は、「相手はコンビネーションが多彩で上手いが、パワーを活かして戦う。どちらが勝つにしても、KO決着になる」と静かに闘志を燃やした。
「MVPを狙う」村田碧
一方、村田は「相手のことをチラッと見たが想像通り。スピードと相手の長所を消して、自分が得意とする距離で完封する。MVPを狙っていく」と同門の武藤涼太(19)に続き、松田ジムから2年連続でのMVP獲得に自信を見せた。
フェザー級5回戦では、北本慶伍(27=三迫)と西軍敢闘賞の友良瑠偉斗(22=真正)が拳を交える。北本は300gアンダーの56.8kg、友良は100gアンダーの57.0kgでクリアした。
「倒しに行く」北本慶伍
全勝対決に臨む北本は、「相手がどう出てくるかわからないが、倒しに行く。前回の試合もサウスポーなので、まったく苦にしていない。絶対に落せない試合」と、大一番に気持ちを高めた。
「負ける気がしない」友良瑠偉斗
友良は、「初めての後楽園ホールでの試合で楽しみ。相手が強いのはわかっているが、負ける気がしない」と自信たっぷりに言うと、「ここを勝って来年は、日本ユース王座を狙う」と意気込んだ。
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