[試合後談話]2025.4.5
春の大阪の激闘で熱い展開が!

泉北ジム主催の「FRESH BOXING vol.7」が5日、大阪・和泉シティプラザ弥生の風ホールで開催された。地元ファンの応援で賑わい、白熱した試合が繰り広げられ会場は熱気に包まれた。
メインイベント、スーパーフェザー級8回戦では、山原武人(25=泉北)と眞木健多(25=真正)が激突。異なるファイトスタイルを持つ25歳が勝利を目指して拳を振るった。
25歳同士、アマキャリアが豊富な山原と叩き上げでプロになった眞木の対照的な2人の一戦は、序盤からお互いの強みを活かし試合展開に。山原がスピードを活かし、キレのあるパンチと手数で攻め、対する眞木は終始プレスをかけ続けて左右の強打で攻めた。主導権の奪い合いを展開するも、7回に山原が偶然のバッティングで右目下から出血。ドクターストップにより負傷判定へ。7回までの採点の結果、終始プレスをかけ試合を優位に進めた眞木が下馬評をひっくり返し、敵地で勝利を掴み取った。
試合後、和やかな雰囲気に包まれた控え室で眞木は「正直、不安が強かったけど応援に応えようと思いっきり戦って勝てました!」と笑顔で話した。
「緊張して頭は真っ白だったけど、応援とセコンドの声だけはしっかり聞くようにした」と振り返ると、「相手はスピードとテクニックがあり上手かったが、思ったよりジャブが当たり、そこから自分のボクシングにつなげることができた」と話した。
今後の展望について聞かれた眞木は「目標は世界チャンピオン。今は日本ランク入りをし、狙えるタイトルを目指して頑張っていく」と、意気込みを語りつつ、今回の勝利を喜んだ。
一方、山原は「初のメインイベントで負けたのが悔しい」と静かに語った。「ガンガン攻めてくるのはわかっていたが、捌ききれなかった。叩き上げの選手で勢いがあり、前評判で周りは『格下だ』と言っていたが、そんなことはなく強い選手として挑んだ」と拳を交えた眞木を称賛し、試合結果を受け入れた。
「期待して応援してくれている人には結果でお返しするしかない。今回は実力不足。チャンピオンが遠くなってしまったが、まずは日本ランクに入るため、自分のボクシングを見つめ直したい」と、前を向いた。
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