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高山 王座統一戦@メキシコ
2014年8月10日(日)
会場:メキシコ モントレ
IBF・WBO世界ミニマム級王座統一12回戦
高山 勝成 VS フランシスコ ロドリゲスJr.
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注目:IBF王者の高山とWBO王者ロドリゲスによるミニマム級頂上決戦。高山は昨年3月にメキシコで地元のマリオ・ロドリゲスを判定で破って王座を獲得後、これが3度目の防衛戦でもある。メキシコだけでなく南アやフィリピンのリングに上がったこともあり、経験値は高い。5月の小野心(ワタナベ)戦では勝負どころの終盤で形勢を逆転して判定勝ちを収めたが、それまでは左構えの挑戦者に大苦戦を強いられている。相手の地元での試合という点を含め、不安要素は決して少なくない。34戦27勝(10KO)6敗1無効試合。WBO王者ロドリゲスは7月10日に21歳になったばかりの若手で、現在のベルトは今年3月、メルリト・サビージョ(比)に10回TKO勝ちを収めて手に入れた。10年10月にスタートしたプロ生活はまだ4年に満たないが、16戦14勝(10KO)2敗の好戦績を残している。最軽量級らしからぬKO率の高さが目を引く。敗北のひとつは昨年9月にローマン・ゴンサレス(ニカラグア ※元2階級制覇王者)に7回でストップされたものだが、キャンバスに崩れ落ちることは拒んでいる。平均以上の耐久力の持ち主とみていいだろう。基本的な構えは右だが、足をつかいながら折りをみて左にスイッチすることもある。高山が苦戦した小野戦を参考にしてサウスポーで戦う可能性も十分に考えられる。サイドから突き上げるようなメキシカン特有のフックとアッパーが主武器といえる。経験を含む総合力では高山が上を行くとみるが、ロドリゲスには地元の利と若さがあるだけに予想は難しいところだ。左右どちらの構えでくるのか、WBO王者の出方も気になる。駆け引きや戦力の見極めに時間を費やすと思われる序盤を経て、中盤から後半にかけて激しいせめぎ合いが展開されそうだ。

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