■それ以外にアウェーを感じたことはありましたか?
和田 エマ選手が入場したら声援がありましたが、それはアマチュア時代にも開催国の選手と戦えばそういったことはありましたので、振り回されることはなかったです。ほかはなかったです。トラブルとしては、ホテルでお湯が出なかったですが、海外あるあるというか。
■試合前から、判定決着では厳しいという覚悟を持って臨んでいたのですね?
和田 出発前に言ったように「判定では絶対に勝てない」と覚悟を持って向こうに行って、有言実行じゃないけど、日本じゃなくても倒すところを無しにされたのが悲しいというか、苦しいというか。精神的には苦しいところではあります。
■試合後の、お客さんの反応は?
和田 すごく声をかけてもらいました。抱きしめてくれて「君が勝っていたよ。ニュージーランドのことを嫌いにならないでね」と。リングを降りたら私に拍手を送ってくれました。会場にいた人はどっちが勝っていたかわかっていると思います。ニュージーランドの人は温かかったです。
■時間が経つにつれて、よりやりきれない思いが出てきますよね。
和田 それこそ、日本のボクシングファンだったり、海外のボクシングファンが「あなたが勝っていたよ」と伝えてくれたり、SNSでメッセージをいただけたりしています。結果として負けがついちゃいましたが、見てくれている人は見てくれているんだなと。ただ、レコードとして1敗としてついてしまうのが悔しいです。
■勝敗がひっくり返るのが一番ですが…。
和田 覆るという前例があるのかどうかもわからないので。ボディで倒したのに無しにする事件がどれだけあったのか。
■和田選手としては、再戦したいですか?ニュージーランドではもう戦いたくないですよね?
和田 やりたくないですが、倒せばいいので。レフェリーはちょっと考えてもらって。何度戦っても倒せるんじゃないかな。場所は問わず倒せる自信はあります。負けがついているから再戦したいですが。自分としては負けたなとは思わないので。KO勝ちにするのが厳しいとなってもノーコンテストとか、それにプラス再戦指令が出るならいいですし。でも、エマ選手がもう一度和田とやるとなった時にOKするのか。もうやらなくていいと言われるのか。和田とやりたくないというなら、それだけのことを相手にできたのかなと。