OPBF東洋太平洋女子ミニマム級王者の和田まどか(31=DANGAN)が、ニュージーランドで臨んだWBA(世界ボクシング協会)ライトミニマム級(アトム級)挑戦者決定戦を振り返った。
完全アウェーの中で試合を支配し、最終10回には左ボディアッパーでエマ・ネスビット(ニュージーランド)をダウンに追い込んだ。しかし、その一撃はローブローと判定されてノーダウン。減点も科され、判定はまさかの敗戦となった。試合映像がSNSで拡散されると、国内外から「和田が勝っていた」との声が相次いだ。
試合から4日。和田は悔しさを隠さなかった一方で、世界で十分に戦える手応えも口にした。「世界チャンピオンになれる」。不運な結果にも下を向くことなく、世界の頂を見据える31歳が、ニュージーランドで何を感じ、何を得たのか。その胸の内を明かした。
■試合後は、どのようなスケジュールだったのでしょうか?
和田 2〜3時間後には空港に向かって朝6時の飛行機で帰国しました。1日の夜に日本に到着しました。試合も21時半と聞いていたのですが、22時過ぎに始まり、試合後もいろいろとあったので会場を出たのが24時過ぎでした。
■試合が終わって4日経ちました。今の心境を聞かせてください。
和田 まあ…、なんですかね。悔しいとは違った気持ちというか。内容は完全に勝っていたなってところではありますし、ポイントは置いておいても、絶対に左ボディで10カウント以上、経っていましたし、悶絶しているのをしっかりと見ているので、KO勝ちにならなかったことが悔しい。悔しいというより悲しいというか。
■10ラウンドに見せた左ボディは誰が見てもボディに入っているパンチでした。
和田 手応えがありました。前半からコツコツとボディを打っていて、石原さん(石原雄太トレーナー)を含め、チームの作戦。大きくパンチを振ってくるから同時に打ったりカウンターで打ったり先に打ったりと。そこで最終ラウンドに綺麗に当てられたのは石原さんとやってきたことが相手に伝わってちゃんと倒れた。
■倒した後はどのような状況だったでしょうか?
和田 相手は崩れ落ちて土下座のような状態で時間が流れました。20〜30秒でしょうか。「やっと倒せた!」と思っていたら、レフェリーはローブローだと。私としたら「えっ?!」となって陣営も「おかしいだろ!」と声を上げてくれたのですが。エマ選手に休憩させていて。どのくらい経ったかわからないのですが、再開後、残り50秒くらいあったので、再びボディを打ったら、レフェリーに手を掴まれて減点と。そのパンチも映像を見たらボディに入っていました。ダメ押しの減点のような。あの採点も「ん?」と思いますが、インターバル中もセコンドから「このくらいではポイントは取れていないよ」と喝を入れられていました。
■倒したのにダウンを取らないなら、どう勝てばいいのと思いますよね。
和田 「ここまでするか」じゃないけど…。
■試合後、エマ選手とは何か話しましたか?
和田 全く話していないです。遠目に見ましたが、気まずそうでした。