■ポイントを取るのが上手いですよね。
高見 ですね。ポイントを取る場面、見せ方がすごく上手いですよね。そういったところは、警戒しないといけないと思います。
■通常の予想をしますと、高見選手がプレスをかけてサンティアゴ選手が足を使いながら迎え撃つ。高見選手が捕まえるのか…。
高見 意外と最初は、相手が前に来ることも想定しています。分が悪いと足を使うのかなと。
■高見選手も足を使ったスピードのある戦い方もできるわけで。
高見 僕がサークリングして戦う展開もありますよね。どの展開になっても対応できますし。
■世界チャンピオンになっての景色は?
高見 まぁ、そうですね。反響は大きかったですね。その反面、危機感も芽生えてきました。一番は自分のボクシングに自信がつきました。自分のボクシングが世界に通用したと証明できた。王者としての余裕、風格を感じています。普段の練習も世界チャンピオンとしての練習をしないといけないと思います。
■話は変わりますが。グローブに「生意気」と入れましたね。
高見 スパーリング用のグローブを作ったのですが、以前は名前を入れていたのですが、今回は何か変えたいなと。会長がつけてくれた「生意気」というワードがいいなって。
■まだ、23歳ですからね。
高見 ジムでも周囲は、だいたい先輩ですからね。ジムでもまだ下っ端ですから(笑)。皆、ふざけて「チャンピオン!」とは言ってくるのですが、いつも通りですね。自分としても世界チャンピオンになってからがスタートですし、まだまだ満足はしていません。まだ、調子には乗れないなって(笑)。