OPBF東洋太平洋ウェルター級王者の田中空(24=大橋)は、10月21日(火)、「Lemino BOXING フェニックスバトル144」のメインイベントで同級3位の坂井祥紀(34=横浜光)を迎えて初防衛戦に臨む。

　今年6月に小畑武尊(27=ダッシュ東保)との王座決定戦を行い、4回TKO勝ちでわずか4戦目で戴冠した。鬼門の初防衛戦で難敵を迎え撃つ田中だが、挑戦者の気持ちは変わっていない。

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■このカードを聞いた時はビックリしました。話を聞いた時の心境を聞かせてください。
田中 びっくりしました。強い選手なので、チャレンジさせていただくという気持ちです。

■あらためて、坂井選手の印象を教えてください。
田中 ディフェンス力が高くて、相手のペースにさせない独特のスタイルを持っています。坂井さんのペースにならないように自分のスタイルを貫いていけたらと思います。

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■田中選手は、これまで長いラウンドを経験していないなど、未知数なところがあります。
田中 スパーリングでは、12ラウンドをしているので、スタミナ面での不安はありません。

■前戦を振り返って。
田中 被弾もありましたが、打ち勝つつもりで戦いました。思っていたより相手が打ちに来たので、打ち負けるわけにはいかないと、ムキになってしまいました。

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■しかし、次戦の相手はムキになるとペースを取られてしまいます。
田中 落ち着いて戦うことを心掛けます。

■チャンピオンになっての心境は?
田中 皆、喜んでくれて頑張った甲斐がありました。4戦目で獲れるとは思いませんでした。会場でも声をかけられる機会が増えて、反響の大きさを感じましたが、いざなってみると、チャンピオンになった感覚はないですね。これまでと変わらず挑戦者の気持ちです。

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