■武居選手が目指すところは世界チャンピオンですが、その先の目標は頭に浮かんでいるのでしょうか?
武居 自分は、何回防衛したいとか複数階級制覇とか考えていなくて。まずは世界チャンピオンになることで、なってからまた見えるものが変わってくると思うので。
インパクトのある試合で会場を沸かせる
■大橋ジムの選手の層の厚さ。武居選手も油断はできないですね。
武居 自分も埋もれないようにインパクトのある試合で会場を沸かせたい。しかし、危機感はK-1時代から持っていて、スター選手が出ていたのでその中で埋もれたくないと思いながら戦っていました。それは今も変わらないです。
■那須川天心選手(帝拳)が今年4月にボクシングデビュー戦を飾りましたが。
武居 以前からですが、スピードやテクニックを再確認しました。
■この質問、たくさんされますよね?
武居 そうですね(笑)。道を歩いていても声かけられて「天心選手を倒してよ!」とか言われます。そういう声がもっともっと増えてボクシングや格闘技が盛り上がっていけばと思います。
■次戦もKOを狙いますか?
武居 もちろんです。KO主義者なので。
■まだ先ですが、日本記録の15試合連続KO勝利は目指しますか?
武居 あと10試合。まだまだですね(笑)。
■では、試合への意気込みをお願いします。
武居 ここ最近は、納得がいく倒し方ができていないので7月25日はバチッと倒します。このフラストレーションが良い爆発になればいいと思います。
■どうもありがとうございました。
「ボクモバの目」
ボクシング転向から2年が経過。着実にキャリアを重ねながらボクシングにアジャストしている。武居の魅力である爆発力は失わずに、フィリピンの刺客を撃破するつもりだ。世界中が注目するイベントで武居が存在感を示す!
<取材・構成/やすおかだいご>
<写真/>Kishimoto・KIKO>