WBO(世界ボクシング機構)フェザー級12位の清水聡(37=大橋)は、7月25日(火)に有明アリーナで王者のロベイシ・ラミレス(29=キューバ)に挑戦する。ロンドン五輪銅メダルを獲得して、30歳でプロに転向するとOPBF東洋太平洋、WBO-AP王座を獲得。コロナ禍の影響もあり、試合間隔が空き世界戦のチャンスが巡ってこなかったが、ついに世界戦の舞台に上がる。
ラミレスは、オリンピック2連覇後にプロデビュー。最初こそ敗れたが13連勝で世界のベルトを巻いた。強豪に挑む清水だが、気負いはなく淡々とやるべきことをやって決戦を迎える。
■先日(6月9日)、真正ジムでの出稽古で見かけましたが、どのようなきっかけで行ったのでしょうか?
清水 今、こっち(関東)にはスパーリングパートナーが少ないみたいで。大学生のアマチュアボクサーもリーグ戦があって。八重樫さん(八重樫東トレーナー)と鈴木コーチ(鈴木康弘トレーナー)がセッティングしてくれました。
■普段とは違う環境の中で、より緊張感もあったのではないですか。
清水 それは、特に感じなかったですね。気にしないですね。
■念願の世界初挑戦が決まりました。最初に話を聞いた時の気持ちを聞かせてください。
清水 会長からLINEで来たのですが、「マジか!」と思いました。相手がロベイシ・ラミレスっていうのもあります、世界戦も初めてじゃないですか。いろいろな意味ですね。ビックリやうれしさ、ついにきたかという感じです。
■フェザー級という挑戦すること自体が難しい階級ということもあり、なかなか決まりませんでしたが不安はなかったですか?
清水 コロナ禍の影響もあり、決まりかけては、決まらないというのは何回かありました。しかし、焦りはなかったです。体力的にも落ちているのはないです。
■相手は評価が高いラミレスです。
清水 その人がどういう視点で評価しているのかわからないですが、評価は評価ですので。アマチュア時代はあれで完璧でしたが、プロだと全然違うじゃないですか。正直なところ(ラミレスは)一番噛み合うんじゃないかなと思っています。めちゃくちゃ強いところもありますが狙い目はあります。
狙い目はある
■改めて印象を聞かせてください。
清水 ちょっと老けたなぁと。