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[特集]インタビュー
2023.4.13


■ ボクシングスタイルが進化していることも関係しているかと思いますが、最近の仲里選手の試合を見ていて、以前より強い気持ちを感じ取れる場面が多々あります。
仲里 攻撃的なスタイルでより気持ちが出しやすいこともあるかと思いますが、やっぱり一戦必勝の思いが強く出ているのかも知れないですね。

■仲里選手に初めてインタビューしたのが2016年3月の「恐怖のノーランカー」でした。
仲里 懐かしいですね(笑)。あの頃は早く日本チャンピオンになりたい、タイトルを獲るまでは簡単には喜べないと思っていました。自分にとって試合は勝って当たり前という気持ちでいたので。でも、怪我でのブランクなどいろんな経験をして乗り越えてきたからこそ、今は1試合ごと勝ったら素直に喜ぼうと思っています。そして、よりタイトルへの思いも強くなりました。






■前回のインタビューの際にも少し触れましたが、今回王座を獲得すると沖縄のジムに所属する男子選手としては2002年5月18日、OPBF東洋太平洋スーパーバンタム級王座決定戦で趙龍仁(韓国)に3回TKO勝ちで王座を獲得した仲里繁会長以来、約21年ぶりの王座獲得になります。
仲里 そうでしたよね。21年ぶりって、その当時生まれた子供がもう成人しているくらいの時間が経っているんですね。

父が獲れなかった日本タイトルを獲る

■そして、日本王座はジムの会長であり、父でもある繁会長が2度挑戦。惜しくも手が届かなかったタイトルです。
仲里 日本タイトルは自分の中でも特別な思いがあります。だからこそ獲りたい、自分が獲らないと!という気持ちです。






■次の試合は緊張感あふれるヒリヒリとした一戦になると思いますが、どのような試合にしたいですか?
仲里 宇津木選手とは距離もスタイルも似ているので、噛み合うと思います。打ち合いになるんじゃないですか?自分のレベルを底上げして、自分のボクシングをして倒して勝ちたい。どちらかが倒れる試合になると思います。リング上で決まりますよ。

■ありがとうございました。






「ボクモバの目」
 「プロになってまだ肩書きを一つも手にしていない。ベルトを手にできたら、自分の中で新たな一歩を踏み出せるのではないか」。父・繁会長が2度挑戦して手の届かなかった日本タイトルを2度目の挑戦でつかみ取り、自らの手で新たな道を切り拓けるのか?
<取材・構成・写真/安里ゆかり>
<試合写真/BOBBY・KIKO>




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