山口仁也(23=三迫)は、3月14日(火)に後楽園ホールで開催される「フェニックスバトル98」のセミファイナルで、中垣龍汰朗(23=大橋)と空位の日本ユース・スーパーフライ級王座を争う。
大東文化大学ボクシング部出身で、アマチュア33戦22勝11敗を経て昨年6月にデビュー。わずか3戦目で日本ユース王座に挑む。拳を交える中垣とは同い年でアマ時代には対戦経験もあるという。
三迫貴志会長が「うちの秘密兵器です」と期待を寄せる山口とはーー。
■午前中から電話取材(取材日:2月8日)ですが、朝練習終わりでしょうか?
山口 いえ。仕事の合間になります。職場がボクシングに理解のある会社で、許可をもらって時間を設けさせてもらっています。
■どのような仕事なのでしょうか?
山口 警備服や作業服などのユニホームを取り扱っている会社なのですが、主に営業などをしています。
■大学を卒業して就職したのですね。
山口 はい。マイナビでデュアルキャリア(アスリートやタレントが本業以外の肩書きを持ちながらも活動を継続すること)ができる会社を探したところ、紹介していただき入社しました。ボクシングをしながら働かせてもらっています。
■ユース王座決定戦が決まりました。話を聞いた時の気持ちを聞かせてください。
山口 「中垣選手と試合が決まりそうだ」という流れの中で、会長から「ユース王座も掛けられるかもしれない」と聞き、実際にそうなったのでラッキーでした。
■ユース王座は狙っていたのでしょうか?
山口 そうですね。昨年、会長から「23歳まではユース王座戦に出られるから、そこを目指してみてはどうか」と言われていたので、決まったらうれしいなと思っていました。
■A級初戦でユースタイトルマッチです。
山口 うれしい限りです。ありがたいです。