■中垣選手の印象を聞かせてください。
山口 アマチュアでエリート中のエリート。まとまったボクシングで技術があり、スピードがあります。その選手に勝って名前を売っていきたい。向こうはアマチュアですごい成績を残していますが、自分はそうではないので。
アマチュア時代の借りを返す
■同い年ですね。アマチュア時代から中垣選手のことは知っていたのでしょうか?
山口 はい。大学2年の時に九州ブロックの予選試合で負けました。なので、プロのリングでは勝とうと思っています。
■山口選手は、どこでボクシングを始めたのでしょうか?
山口 小学校6年から福岡県柳川市のアマチュアジムで始めました。さらに佐賀県の高校で練習させてもらいました。その前は保坂選手(保坂剛/三迫=日本スーパーフェザー級6位)のお父さんが指導している空手道場に行っていました。
■アマチュア時代の主な成績を教えてください。
山口 最高成績は大学2年時の国体3位でした。その時に優勝したのが馬場さん(馬場龍成=三迫)ですね。
■悔しい思いの方が大きかったというわけですね。
山口 そうですね。高校時代は、同じ階級に日本チャンピオンがいて、九州予選で敗れていました。大学時代も一度しか全国大会に行けず、あまり結果を残すことができなかった。しかし、プロでチャンピオンになれると思っています。辞めたらそこで終わりですが、続けている限りは可能性がありますから。
■プロに転向した理由を教えてください。
山口 大東文化大学で4年間やったのですが、まだ続けたいな、と思ったのとプロは昔から憧れていたからです。保坂さんに紹介してもらい、一度体験入門に行った時に、近い階級で強い選手がたくさんいるのと雰囲気が良いので三迫ジムに決めました。