日本・WBOアジアパシフィック・スーパーライト級王者の平岡アンディ(25=大橋)は、6月7日(火)にさいたまスーパーアリーナで日本同級8位の赤岩俊(29=マナベ)を迎えて日本王座2度目の防衛戦に臨む。
今年2月、指名挑戦者のアオキクリスチャーノ(33=角海老宝石)に対し、痛烈なKO勝ちで初防衛に成功。国内では頭一つ抜けた存在だ。拳を交える赤岩は、今年3月にランキング入りしA級2戦目でベルトに挑む。
実績からいっても平岡の優位は動かないが「油断することはない」とキッパリと言い切った。
■いつも試合前に行っている丹沢合宿ですが、今回は特にどのようなところを強化してきたのでしょうか?
平岡 ダッシュを中心に瞬発系を鍛えてきました。いつも試合の35日前に合宿しているのですが、(試合に向けて)スイッチが入りました。
未知の相手でより警戒している
■赤岩選手との2度目の防衛戦が決まりました。
平岡 あとから佐々木選手(佐々木尽=八王子中屋)と対戦しているのを知りました。いつも通り、しっかりと練習してお客さんに良い試合を見せるだけです。未知の相手なので、より警戒して臨みたい。
■赤岩選手の印象を教えてください。
平岡 アップライトスタイルで…、特に印象はないですね。ただ、ランカーが断る中で対戦を受けてくれたので、秘策があるのでしょう。
■ボクモバ勝敗予想でも、ここまで圧倒的に有利です。油断はないと思いますが、少なからずそういう雰囲気を感じるのではないでしょうか。
平岡 その辺は親父も、すごく厳しいですし、これまで自分も一度も油断したことはないです(キッパリ)。
■父・ジャスティストレーナーは、そんなに厳しいのですか。
平岡 相手どうこうより、試合が近くなったら「ボクシングにだけに集中しろ。相手が休んでいる時こそ練習しろ」。これはボクシングを始めた時からですね。
■ただ、しっかりと手綱を締めてくれる存在が側にいるのは良いですね。
平岡 危険なスポーツなので、父としても心配なんだと思います。だから、どんな相手でも警戒しろと。良い意味で練習から私生活まで、すべて厳しいですね。ボクシングをしていると誘惑もあると思いますが、そこに関しては特に厳しいです。