元K-1ワールドグランプリ・スーパーバンタム級王者の武居由樹(25=大橋)は、4月22日(金)に後楽園ホールで開催される「フェニックスバトル.87」のセミファイナル、スーパーバンタム級10回戦で日本同級16位の河村真吾(31=堺春木)と対戦する。
K-1のトップ選手からボクシングに転向した武居は、3試合連続初回KOでインパクト大の倒しっぷりを見せている。豪快なKOを期待されるが、「前戦とは違う内容を見せたい」と語った。
■本日(取材日:3月14日)は、違うフロアで練習をしていたということですが。
武居 はい。低酸素ルームでミット打ちを10ラウンドしました。少なくても週1回はしています。短時間でも心肺機能を鍛えることができます。
■4戦目を迎えた今の心境を聞かせてください。
武居 短い間隔で試合を組んでくださってくれるので感謝しながら、いつも通りに戦うだけです。
いろいろなことを試しながら倒す
■ここまで、すべて初回KO勝ちですが、前戦は(KOを)狙っているように見ました。
武居 そうですね。初回から倒しにいこうと思っていました。K-1時代から思い入れのある両国国技館での試合で、尚弥さん(井上尚弥)のアンダーカード。いろいろな思いがあり倒して勝ちたいと思いました。ただ、次戦はいろいろなことを試しながら倒せたらと思います。
■やや強引に仕掛けていったように見えましたが。
武居 はい。パンチが当たって効いているのがわかったので畳み掛けました。
楽な試合にはならない
■河村選手の印象を聞かせてください。
武居 タイトルマッチを経験されていますし、キャリアがあるベテラン選手です。気持ちが強くてガンガン前に出てくるファイターです。ボクシングの経験値は、河村選手の方が上です。
■ここを勝てば日本ランキング入りですが。
武居 楽な試合になるとは思っていません。油断はないですが、自信を持って戦っていきたいです。