■前戦は、序盤は静かな立ち上がりでアクションが少なかったですが、4回に一気に仕留めましたね。
中垣 はい。八重樫さん(八重樫東トレーナー)と試合前から「6ラウンドあるので最初は無理に行かずに、1〜2ラウンドは相手との距離を測ればいいから」と。序盤は、間合いを掴むラウンドと決めていました。3ラウンドが終わってから八重樫さんから「出方を変えよう」と指示が出ました。それまでは待ちの姿勢でちょんちょんと右を出していたのですが、距離を深めに入って、相手がパンチを合わせてきたところに合わせて展開を作っていこうと。その作戦がハマって、相手に効かせることができたのでボディブローで決めました。
※今年1月に興法裕二(新日本木村)に4回KO勝ち
■中垣選手を見ていると普段からあまり感情を出すタイプではないように見えますが。
中垣 はい。スパーリングでも感情を出さないようにしています。カーッとなってしまうと、動きも粗くなりますし、良いことはないですから。
■次戦の相手となる花田選手の印象を教えてください。
中垣 綺麗なボクシングをするイメージです。客観的に見て自分とは実力差があると思います。それを明確に示したいですね。技術レベルだったり、ボクシングの総合的なところで見た時に、彼も持ち味があると思いますが、自分が負けることはないな、と思います。
■静かな口調ですが自信に満ち溢れていますね。
中垣 それだけのトレーニングを八重樫さんと積んでいますから。
■警戒するところは?
中垣 テクニックはあると思いますので、そこはしっかりと対応していかなければいけないです。
■八重樫トレーナーとはどのような取り組みをしていますか?
中垣 自分の形があるのですが、八重樫さんはそれを変えることはまったくなくて。八重樫さんの経験からの知識、精神面や技術面を取り入れています。