■サウスポーといえば、大橋ジムには同じ階級で世界ランカーの平岡アンディ選手がいるので絶好のスパーリングパートナーですね。
井上 めちゃくちゃ強いですよ!これまでスパーリングを全力でやることってなかったんですが、アンディとのスパーは緊張感を持ってやれています。ミスをした方がパンチをもらってしまう。アンディとは駆け引きをするのが面白くて、何度でもやりたくなるようなスパーですね。そのピリピリした緊張感が楽しい。
■井上選手にとって、平岡選手はどのような存在でしょうか?
井上 ライバルでもあり仲間。負けられない気持ちもあるし、毎回しっかり課題を持ってスパーができているのでレベルアップに繋げることができますね。
■WBOでは世界15位にランキングされましたね。
井上 やっと入ったなと思います。このチャンスを無駄にしないで、少しずつでもいいのでランキングを上げていきたいです。
■では、最後に試合への意気込みをお願いします。
井上 (しばらく考えて)自分の距離で戦いたいですね。フィジカルが強くてどんどん前に出てくる相手に自分のボクシングで主導権を握り、最終的に倒せたらなと思います。
■どうもありがとうございました。
「ボクモバの目」
インタビュー後の練習では軽快な動きで万全をアピールし、王座防衛に不安要素は見当らなかった。馬力のある永田に対し、持ち前のスピードとテクニックで差をつける。指名挑戦者を撃破して国内卒業を印象付けることができるのか!?2020年、井上一家の初戦が始まる!
<取材・構成/やすおかだいご>
<写真/KISHIMOTO>