■3月に行われる試合が延期になりましたが、決まりました。このような状況の中、比較的早く試合ができているのではないでしょうか。
井上 はい。無観客試合ということで、どんな感じになるのかわからないし、初めてやるのでこれから無観客試合をやる選手の見本となるような、何かを発信ができればと思います。
■前戦は、試合後に「(試合を)慎重に進めてしまい展開の作り方が悪かった」と反省していました。その辺りのバランスの取り方が難しいですね。
井上 一発もらったら危ないし、あのくらいの試合の進め方で良いのではないかなと思います。
※19年12月にジェリッツ・チャベス(29=比)と空位のWBOアジアパシフィック・スーパーライト級王座を争い、7回KO勝ちで2冠王者に輝いた。
■これまでKO負けのなかったチャベス選手を倒したのは自信になったのではないですか?
井上 はい。相手が前に来るタイプではなかったのですが、6回は自分の動きが悪かったこともあり、距離を詰めてきたのですが、不用意に来たので逆にカウンターを合わせることができた。それをどう捉えるかですね。
■挑戦者の永田選手の方が2歳上ですが、アマチュア時代に対戦は?
井上 ないんですよ。アマ時代、トーナメントに名前はあったので知っていたのですが対戦することはありませんでした。
■これまでにスパーリングの経験は?
井上 2回あります。フィジカルが強いので飲み込まれないようにしていきたい。
■今度の試合は、サウスポー同士の対戦になりますが。
井上 特に苦手意識はないですね。ジャブが増えるんじゃないですか。戦い方は変わってきますが、右利きとやるのとあまり変わらないんじゃないかな。体が自然に対応すると思います。