日本ユース・ミニマム級王者の北野武郎(21=大橋)は、8月21日(木)、後楽園ホールで開催される「Lemino BOXING フェニックスバトル141」で挑戦者の松本磨宙(23=泉北)を迎えて初防戦に臨む。

　北野は、昨年9月に日本ユース王座を獲得すると、今年3月に当時世界ランカーのジェイク・アンパロ(27=比)を撃破し世界ランキング入りを果たした軽量級のホープだ。

　ここまで無敗をキープしている北野だが、忘れられない試合があるようだ。

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■ちょっと前から髪を坊主頭にしていますが。
北野 宮澤選手(宮澤蓮斗=松田)との試合で、ガードの上からパンチを受けても髪がバサっとなってしまい見栄えが悪いなと。周りから「結構、パンチをもらっていたね」と言われましたが、自分としてはガードしていたのですが、映像を見てもそう思いました。それで次の試合は短髪か坊主にしようと思ったのですが、坊主の方が驚くかなと思ってです。

■前回の試合は、世界ランカーを相手にダウンを奪っての完勝でしたが、反省点が多かったですね。
北野 そうですね。3度ダウンを奪ったのにも関わらず、仕留めきれなかったですから。もっといけたよなと。

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■それは、相手のカウンターを警戒したからでしょうか?
北野 どのパンチで倒そうかと考えてしまったからです。倒したという安心感と「決めないといけない」という焦りで変な感情で戦っていました。派手に倒そうと色気づきました。

■それは北野選手らしくないですね。
北野 「倒れた!」と思ってお客さんに魅せたい気持ちが先行してしまいました。

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■先輩でOPBF東洋太平洋王者の石井武志選手のことは、意識しますか?
北野 同じ階級で先輩なので、石井さんのように倒したいと思うようになってきました。しかし、まだ遠い存在ですね。

■心境の変化があったのですね。
北野 世界ランキングにも入ったので。(石井さんを)超えていきたいというのはありますね。生意気かもしれませんが。

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