日本スーパーバンタム級王者の石井渡士也(24=RE:BOOT)は、8月21日(木)に後楽園ホールで開催される「Lemino BOXING フェニックスバトル141」のメインイベントで、同級1位の津川龍也(24=ミツキ)を迎えて初防衛戦に臨む。
石井は、今年4月の王座決定戦で10回TKO勝ちを収め、2度目のタイトル挑戦で戴冠。ジム初のチャンピオンに輝いた。挑戦者の津川は、昨年9月に当時のチャンピオンの下町俊輝(28=グリーンツダ)に挑戦し、判定負けを喫したが、右ストレートでダウンを奪った。
鬼門と言われる初防衛戦のリングに上がる石井に心境を聞いた。
■鏡に〇を書いてシャドーボクシングをしていましたが。
石井 頭を振る意識をつけるためのものです。2〜3戦前から取り入れています。ステックミットで避ける練習をするじゃないですか。ブロックだけでなくて頭を振って。それだけでリズムにもなりますし、そこからパンチを打てますし。
■日焼けしていますね。
石井 富岡(富岡浩介=日本フライ級10位)と金城(金城隼平=前日本ユース・バンタム級王者)、赤城(赤城凱=C級ボクサー)の4人でトラックコースや山を走り込んでいます。
■暑い中での調整で気をつけていることを教えてください。
石井 汗をかいて体重が落ちているなと思っても、脱水かもしれないので、そこは気をつけないといけない。それこそ日焼けしすぎると火傷になるので。ただ、冬で寒いと言いながらやるより、夏の練習の方がテンションは上がりますよね。
■石井選手が日本チャンピオンになって、ジムの雰囲気も変わったと思いますが。
石井 変わったと思いますよ。なんだろうな?チャンピオンになる前も自分の試合前は、雰囲気が締まる感じがします。自分が日本チャンピオンになったことで、士気が上がってほしいですし上げていきたいなと思います
■自身では心境は変わりましたか?
石井 そこまでないですよ。ベルトを獲る前は、不安もありましたが獲ったら獲ったでもっと上を目指そうと思いました。昔から応援してくれている人は、日本チャンピオンになってくれたと喜んでくれました。
王者としての風格を出していきたい
■そして、迎えた初防衛戦。
石井 楽しみですね。初防衛戦は大変だというじゃないですか。シンプルにタイトルマッチってなかなかできないですが、チャンピオンになったので毎回できますから。タイトルマッチって特別ですから。チャンピオンとしての風格を出していきたいですよね。