日本ユース・バンタム級王者の坂井優太(20=大橋)は、8月21日(木)、後楽園ホールで開催される「Lemino BOXING フェニックスバトル141」54.5s契約8回戦でヤン・チャンファ(31=中国)と対戦する。
坂井は、今年6月に行われた日本ユース王座決定戦で宮下椋至(23=JM加古川拳)を2回TKOに下し初戴冠。7月に発表された日本ランキングでは10位にランクされた。
サウジアラビア総合娯楽庁のトゥルキ・アラルシク長官が坂井の名前を挙げるなど、注目を浴びている。着実に成長を遂げている坂井だが、ここで満足するわけにはいかない。
■練習終わりに父・伸克トレーナーと太田光亮トレーナーと長い打ち合わせをしていましたが。
坂井 次戦に向けての打ち合わせですね。前回の試合が終わってから初めて父がこっち(大橋ジム)に来て、久しぶりに会ったので、相手の映像を見ながらですね。
■前回の試合を振り返って。
坂井 う〜ん。悪くはないですが、まだ自分が求めている感じではないです。
■悪いところは見受けられなかったですが。
坂井 もっと、初回からノリノリでいきたいというか。ただ、前回の試合は、まったく緊張せずに試合っていう感覚じゃない感じで試合をしていて。プロになって初めてですね。しかし、今考えてみたら、いつも以上に取り組んできたので自信もありましたし、初めての日本人対決でタイトルも絡んでいたので、モチベーションが高くできていたのかもしれません。そのような裏付けがあったからだと思います。
■試合じゃない感覚とは?
坂井 通過点という感覚で思っていて。手こずることなく、実力を発揮して戦うつもりでした。練習みたいな感覚というか。慢心でもなく、自分でも不思議な感覚でした。
■コンスタントに試合が決まっていますが。
坂井 その辺は会長にお任せしています。ちょうど2ヶ月くらいで決まったので、減量面でいえば、体脂肪が落ちていてむしろ体重が落ちやすい体になっています。
■次戦はノンタイトル戦ですが。
坂井 自分の中では、すべてが通過点で経験。前戦もタイトルが懸っているからやるのではなくて、経験です。