日本ウェルター級2位の坂井祥紀(32=横浜光)は、4月26日(水)に後楽園ホールで開催される「フェニックスバトル.99」で同級1位の重田裕紀(32=ワタナベ)と空位の王座を争う。
メキシコでプロデビューし36戦のキャリアを重ねた坂井は、帰国すると2020年に横浜光ジムと契約。同年8月に重田と対戦し勝利した。その後、2度タイトルに挑むも涙を飲んだ。しかし、昨年10月の日本王座挑戦者決定戦で再び重田と引き分けて、今回のチャンスを引き寄せた。
3度目の正直でベルト獲得を狙う坂井は、「次こそはベルトを獲る」と静かに闘志を燃やした。
■重田選手とは3度目の対戦になります。前戦に続き拳を交えますが。
坂井 前回の試合があのような内容だったので、また戦えるのはうれしいです。悔しい内容だったので今度は明確に勝ちたい。
※昨年10月に日本王座挑戦者決定戦で対戦。2度のダウンを奪われる苦しい展開となったが、後半に猛追して引き分けた。
■坂井選手は、タフなイメージがあったのでダウンは驚きました。
坂井 自分としては打たれ強くないと思っていたのですが、実際にダウンして「本当に倒れるんだな」と思いました(笑)。(重田選手は)カウンターが上手くて研究されているなと思いました。
■次戦が3度目の王座挑戦になりますが。
坂井 次こそは、の思いです。これまで以上に獲りたい気持ちが強いです。
■重田選手とはこれまで2度対戦して1勝1分です。心理的には少し有利なのかなと思いますが。
坂井 いえ。前回はダウンしていますし、なんなら負けているくらいの気持ちです。重田選手の強さを認めています。気の抜けない相手です。
■今回からロッキー・フエンテストレーナーとコンビを組みましたね?
坂井 はい。伸び伸びやらせてもらっています。スパーリングを客観視してくれるので、あとは自分で修正していくだけですね。
■どのような選手とスパーリングをしているのでしょうか?
坂井 サウスポー選手が少ないので、4回戦の選手や松永さん(松永宏信氏=元日本スーパーウェルター級王者)に手伝ってもらったりしています。松永さんには時間を割いて指導してもらっているのでありがたいです。スパーやミットも持ってもらっています。