■松永氏は、サウスポーなので良いアドバイスがもらえそうですね。
坂井 はい。松永さんが現役時代からお互いに意見交換したりしていました。今は多い時では週5回くらい来てくれます。
■本日は何時まで練習する予定でしょうか?
坂井 今日は祝日でジムが閉まるのが早いので12時から16時までですね。
■4時間ですか?!長いですよね?
坂井 そうですかね?僕は、不器用で要領が悪いんですよ(笑)。昔からこのくらいの時間は練習していますね。家に帰ってもやりますし。あれもやっておきたい、これもやっておきたいとなるのです。練習の質は良くないのではないかと思います(苦笑)。
■メキシコから日本に活動の場を移して3年が経ちました。違いを教えてください。
坂井 日本では、試合まで時間があり、しっかりと仕上げてリングに上がることができるのがいいですね。
■メキシコだと、急に試合が決まるのですね。
坂井 そうです。(日本の場合)相手の映像を見て、この時期はフィジカルトレーニング、ここからはスパーリングを入れていくという具合に計画を立てる習慣がなかったので良いですね。
■同じ相手と3度目の対決になります。やりづらさの面はどうでしょうか?
坂井 そこまで感じないですね。やりにくくない、といえば嘘かもしれないですが。2回目よりかは、お互いに手の内を知っていますし、やりにくさはそこまでないですね。
■伊藤雅雪氏が立ち上げた「TreasureBoxingPromotion」は毎回、豪華なイベントですが興味はありますか?
坂井 出たいなと思います。やっぱりあのような舞台でできるのはいいですよね。
■当日は、どのような試合を見せたいですか?
坂井 う〜ん。やっぱりしんどい試合になるとは思うので、気持ちを切らさず戦っていきたい。向こうもしっかりと練習をしてきているので、良い試合になると思いますよ。
■どうもありがとうございました。
「ボクモバの目」
前戦は、気持ちの強さを前面に押し出したファイトでピンチを切り抜けて引き分けに持ち込んだが、内容には納得していないという。得意のボディ攻撃でペースを握り後半に突き放したいところだ。活動拠点を日本に移して3年。坂井は、形のあるものを手にしてさらに上を目指す。
<取材・構成/やすおかだいご>
<写真/>Kishimoto・Bobby>