日本・WBOアジアパシフィック・スーパーライト級王者の平岡アンディ(26=大橋)は、12月13日(火)に有明アリーナで挑戦者のジュン・ミンホ(29=韓国)を迎えてWBO-AP王座4度目の防衛戦に臨む。
昨年10月に2冠王座に就いた平岡は、圧倒的な強さで防衛ロードを突き進み、今年4戦目を迎える。井上尚弥(29=大橋)のバンタム級4団体統一王座戦のセミファイナルに出場する平岡は、ここを勝って来年の飛躍につなげる。
■今年4戦目を迎えました。こんなに試合をしているチャンピオンはいないのでは?
平岡 そうですかね?アクティブに試合をさせてもらってありがたいですし、来年に向けて良い流れが来ているのかなと思います。ここはスッキリと勝って、来年は海外で試合をしたいです。
■ジュン選手の印象を聞かせてください。
平岡 1〜2回しか見ていないのですが…、見すぎてあまり考えすぎないようにしたい。テクニックのあるタイプだと思います。
■韓国人選手と試合をするのは初めてですね。
平岡 はい。そこもあまり気にならないですね。
■SNSでは防衛戦が続き、平岡選手のモチベーションが下がらないかという書き込みを目にしました。
平岡 来年に良い話があると聞いているのでモチベーションが上がっています。あとはコンディションをしっかりと作ってリングに上がりたい。そこが一番重要になってきますね。また、父(ジャスティストレーナー)と一緒に練習していきます。父はしばらく故郷のガーナに帰っていて一人で練習していたのです。
■どのくらい帰っていたのでしょうか?
平岡 1ヶ月間です。父は、自分が4歳の頃にガーナに帰国して以来、20数年(ガーナに)行っていなかったようです。その間は一人で考えてメニューを組んでいました。また、違う刺激が入って良かったです。
ここを勝って海外へ
■チャンピオンになる前は、「無冠の帝王」と言われて、なかなか王座挑戦のチャンスが巡って来ない状況から2冠王者に就きました。その後も強さに磨きをかけて、ライバルがいない状態です。
平岡 それは思いますね。先にステップしたい気持ちがあります。それは来年に来るのではないかと思います。国内で戦いたい相手はいないので、海外で戦っていきたい。世界上位ランカーとの試合は、さらにモチベーションが上がると思うんですよね。