中垣龍汰朗(21=大橋)は、7月8日(木)に後楽園ホールで開催される「フェニックスバトル.78」のメインイベントで花田歩夢(19=神拳阪神)と空位の日本ユース・スーパーフライ級王座を争う。
アマチュア8冠を経てプロ入りした中垣は、サウスポースタイルから繰り出される強烈な左ストレートと抜群の距離感でインパクトのある倒しっぷりを見せた。
拳を交える花田は、メキシコでキャリアを積んだ逆輸入ボクサーで、関西のホープとして期待されている。プロ3戦目で初のメインイベンターを務める中垣は、大役に胸を躍らせていた。
■3戦目でユースタイトル戦が決まりました。今の心境を聞かせてください。
中垣 とにかく嬉しかったです。やってやろうと思いました。しかも今回はメインイベントですし、すごくモチベーションになります。ジムから期待をかけてもらっていることを感じますし、それに応えるだけの力量はあると思うので思う存分、力を発揮したいです。
■アマチュア実績のある選手は、敬遠されてなかなか試合が決まらない中で、着実にステップアップを図っている印象です。
中垣 自分の運も多少はあると思いますが、いろいろな人が動いてくれたおかげです。嬉しいですし、それに伴う実力を確実につけていかないといけない。
■あらためてお聞きしますが、大橋ジムに入ったのは何故でしょうか?
中垣 強い選手がたくさんいて、自分の階級の周りにも強い選手がいるので、その中で練習をしていたら必ず実力がつくと思ったからです。
■中垣選手にとってユース王座とは?
中垣 自分の中では獲って当然のタイトルだとは思っています。次戦は内容を重視しながら戦っていきたいです。
■内容を重視とは、倒したいということですか?
中垣 そうですね。最終的にはそこ(KO)に持っていきたいですし、自分のボクシングをフルで発揮できれば必ず倒せると思う。実力を出し切って勝ちたいです。
■自身のボクシングのアピールポイントを教えてください。
中垣 距離感とかスピードであっという間にコーナーまで詰められるところかなと思います。