OPBF東洋太平洋フェザー級王者の清水聡(33=大橋)は、7月12日(金)にエディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館・第1競技場)でWBOアジアパシフィック・スーパーフェザー級王者のジョー・ノイナイ(23=比国)に挑戦する。清水は、ここまで危なげない強さを見せつけてきた。次戦では、階級を上げてフィリピンの強豪に挑むが、「パンチをもらわず圧倒したい」と自信を示した。
当日は、ロンドン五輪でともにメダリストとなった、親友の村田諒太(帝拳)がメインイベントでリベンジマッチに臨む。約2年7ヶ月ぶりにメダリストの競演となるが、「先に勝ってプレッシャーをかけたい」と笑顔を見せた。
■7ヶ月ぶりの試合が決まりました。なかなか試合が決まらなくてヤキモキしたのではないでしょうか?
清水 半年以上、空きましたね。ただ、会長もいろいろと動いてくれているので、安心して任せています。決まった試合をやるだけです。
■千葉県勝浦で八重樫東選手と内藤未来選手(E&Jカシアス)の2人と走り込み合宿を行いましたね。キャンプを張ることになったきっかけを教えてください。
清水 未来君の母の実家が勝浦にあり、泊まれる場所があるということでお邪魔させてもらったのですが、すごく良かったですよ。山、海、砂浜と走りました。E&Jカシアスジムでやっているメニューに加えて、八重樫さんが考えたメニューを消化しました。2泊3日でしたが、かなり筋肉痛になりましたよ。
■清水選手は週末に階段トレーニングをしていますが、違うものなのでしょうか?
清水 砂浜は足を取られるので使う筋肉が違いますね。
■八重樫選手とは合宿などで同じ時間を過ごすことが多いのですが、そばで見て感じることはありますか?
清水 (八重樫さんは)疲れ知らずですね。僕より全然疲れが溜まらないというか。良いサプリメントを飲んでいるからですかね。僕もその情報を聞いて参考にさせてもらっています。今が競技人生で一番練習していると話していました。
■チャンピオンのノイナイ選手の印象を聞かせてください。
清水 前回、日本人選手が倒されているので、パンチ力があるのかなと。警戒しながらパンチをもらわないことに一番気をつけたいです。
■清水選手は強烈なパンチ力がありながら、これまでも何度もパンチをもらわないことに第一優先にしてきました。いつからこのようなことを考えるようになったのでしょうか。
清水 岡山でボクシングを始めた頃にコーチに言われていたので昔からそういう考えですね。