[ショートインタビュー]2026.8.3
宮澤蓮斗が1年越しの世界ユース挑戦「ここは通過点」

前日本ユース・ミニマム級王者の宮澤蓮斗(23=松田)に、再びタイトル挑戦の機会が巡ってきた。8月16日(日)、愛知・いちのみや中央プラザ体育館で開催される「SOUL FIGHTING」のセミファイナルで、シャーウィン・ダクーロ(比)と空位のWBC世界ユース・ミニマム級王座を争う。
昨年8月、世界ランカーのイアン・アブネ(比)とのWBCユース王座戦では、4回負傷引き分け。王座獲得には届かなかったが、その経験は宮澤の中に確かに残った。
今年4月には3回TKO勝ちを収め、再浮上への足場を築いた。ちょうど1年後に訪れた今回のタイトル戦は、成長を示す機会でもある。
タイトル挑戦決定について、宮澤は率直に喜びを口にした一方で、視線はさらに先へ向いていた。「素直に嬉しいです。しかし、さらに上を目指していきたいので、ここはしっかりと圧倒して年内に防衛戦。そして、来年は日本タイトル戦を目指していきたい」。その言葉からは、目先の戴冠だけでは満足しない意志が伝わってくる。
前戦の内容にも一定の手応えを感じている。「組み立て方や見栄えがなんとなく分かってきました。これからスパーリングで修正していき、レベルアップした姿を見せていきたい」。
勝敗だけでなく、試合全体をどう構築していくか。競技者としての視点にも変化が見え始めている。
対戦相手のダクーロについては、「ガツガツ攻めてきて、1発当てたらバッ!と出てくる。下がらないこと、ポジションを意識して取り組んでいきたい」と分析し、短期間ながら出稽古も取り入れ、準備を進めている。
さらに宮澤は、「チャンスがあれば、北野武郎選手(22=大橋)にリベンジしたいですし、坂田一颯選手(22=S&K)とも、またタイトルを懸けてやりたいです」と将来的な再戦への思いも口にした。
同門の武藤涼太(21)がWBO-AP王座を獲得したことも刺激になっているという。ジム内で生まれる競争や成功体験は、次の挑戦者を動かす力になる。
昨年、あと一歩で届かなかった世界ユース王座。再挑戦となる今回の一戦は、ベルト獲得だけでなく、その先に続くキャリアを切り開くための重要な節目となる。
積み重ねてきた経験と変化が、リング上でどのような形として現れるのか注目される。
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