[リングサイドの目]2026.4.11
王者・堤聖也が注視! 那須川天心の集中力と対応力
WBA(世界ボクシング協会)バンタム級王者の堤聖也(30=角海老宝石)が11日、両国国技館で開催された「Prime Video Boxing 15」のメインイベント、WBC(世界ボクシング評議会)バンタム級挑戦者決定戦、同級2位の那須川天心(27=帝拳)対元世界2階級制覇王者で同級1位のファン・フランシスコ・エストラーダ(35=メキシコ)戦をリングサイドで観戦した。
世界王者の視点で試合を見届けた堤は、那須川の冷静さと対応力を高く評価した。
「エストラーダも時折、強いリターンを打ってきて怖さはあったが、那須川選手はパンチが見えていたし、最後まで集中力が落ちなかった。倒れることはないなと感じた」。
さらに、試合の流れを読み解きながら、序盤の段階で勝敗のポイントを見抜いていた。「エストラーダは一つひとつの動きが大きく、バランスを崩す場面が出ると思っていた。そこでダウンがあるんじゃないかと。相手の心を折って勝ったのは素晴らしい」。
「秋次選手や坪井も不完全燃焼に終わって、会場の雰囲気が良くない中で、ああいう勝ち方ができるのはスター性。パンチの使い方も含めて、素晴らしかった」と会場の空気が難しい状況の中でも結果を出した点にも言及した。
この勝利で那須川は、5月2日に東京ドームで行われる井上拓真(30=大橋)対井岡一翔(37=志成)の勝者への挑戦権を獲得。一方で、同じバンタム級戦線の王者である堤との対戦も現実味を帯びてくる。
堤は将来的な対戦も見据えながら、「お互いに勝ち続ければ、やることになると思う。一応、戦うと想定して見ていた。拓真とやった時とくらべると、今日のボクシングの幅の広さを感じた。もし自分とやるなら、また違うスタイルで来ると思う」冷静に分析した。
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