[世界戦発表会見]2025.11.17
12.17両国で桑原拓が2度目の世界挑戦! 強打オラスクアガに真っ向勝負!
WBO(世界ボクシング機構)フライ級4位の桑原拓(30=大橋)が17日、横浜市内のジムで会見を開き、電撃的に決まった世界挑戦への意気込みを語った。
桑原は12月17日(水)、両国国技館で開催される「U-NEXT BOXING.4」で、WBO世界フライ級王者アンソニー・オラスクアガ(26=米)に挑む予定だった同級13位の飯村樹輝弥(27=角海老宝石)の負傷辞退に伴い、代役として抜擢。12月にノンタイトル戦を予定していた桑原に、突然、チャンスが巡ってきた。
桑原が世界戦の連絡を受けたのは11月6日(木)のロードワーク中。大橋秀行会長からの電話に、迷いなく応じたという。
「会長には、オラスクアガ選手とは以前からやりたいと伝えていた。相性が良いし、面白い試合になるのは間違いない」と即答だった。
5月にはアキレス腱を部分断裂し、手術を受けたが1ヶ月半で回復。9月にはスパーリングも再開しており、準備は整っている。
王者アンソニー・オラスクアガは、左右ともに爆発力のあるパンチを武器とする攻撃型ファイター。今年9月の指名戦では2ラウンドTKOで圧勝し、勢いは最高潮にある。来日経験も多く、日本のファンに愛される王者だ。
「バランスが良くて好戦的。一発一発しっかり打ってくる。前半のKOが多いので、特に前半は気をつけたい」と警戒した。
出稽古を敢行
世界戦決定後は、大阪と東京で出稽古を敢行。「いつも大橋ジムでのスパーなので、アウェーの環境でやりたかった」と狙いを説明。井上尚弥(32=大橋)がアフマダリエフ戦前に帝拳ジムへ出稽古した姿に刺激を受けたという。
昨年5月、当時のWBA世界同級王者ユーリ阿久井政悟(30=倉敷守安)に挑戦して以来、桑原にとっては2度目の世界挑戦。
「こんなに早くチャンスが来るとは思わなかった」と胸中を明かしつつ、「1年半前の東京ドームとは覚悟が違う。幅も広がり、選択肢も増えた。スピードもテクニックも自分が上で、パワーもついてきた。受けに回っているだけでは勝てないので、打ち合う場面も出てくると思う」と自信を口にした。
大橋会長は、「プレスやパンチ力は、ユーリ選手よりオラスクアガ選手の方があるが、弱点ややりやすさもある。急な話だが、こういう時は獲るもの」と期待を寄せる。
松本好二トレーナーも、「試合は1日スライドしただけで、調整は順調。チャンピオンは強く怖さもあるが、隙もある。厳しい展開を想定しつつ、チャンスも必ずある。怪我のない状態でリングに上げたい」と語った。
同世代には堤聖也、田中恒成、比嘉大吾、ユーリ阿久井政悟、岩田翔吉と世界チャンピオンがずらりと並んでいる。那須川天心(27=帝拳)vs井上拓真(29=大橋)が行われる11月24日(月・休)を前に、プライムビデオの特集映像が話題を呼んでいる。
桑原は、その映像を見て胸の奥に強い悔しさを覚えたという。「皆と肩を並べるためにも、自分も世界王者にならないといけない」。
電撃のチャンスに巡り合った桑原拓。1995年世代の一角として、そして前回の雪辱を果たすためにも、両国国技館のリングで再び世界に挑む。
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