[試合後会見]2025.9.17
衝撃は突然! 栗原慶太vs金城隼平!

前OPBF東洋太平洋バンタム級王者の栗原慶太(32=一力)と元日本ユース同級王者の金城隼平(24=RE:BOOT)が17日、後楽園ホールで開催された「TREASURE BOXING PROMOTION 9」のメインイベント、バンタム級8回戦で対戦した。
復活を期す栗原の強打が爆発したのか? それとも、ホープ金城がシャットアウトしたのかーー。
立ち上がりはサウスポー金城の独壇場だった。距離を支配しながらワンツーを次々と打ち込み、栗原を寄せつけない。3回にはワンツーを決め、栗原がキャンバスに手を突くとレフェリーはダウンを宣告。4回も金城のスピードボクシングが冴え渡り、元王者は完全に守勢へ追い込まれていった。
だが、ドラマは5回に訪れた。栗原が左ボディを突き刺すと、金城の動きにわずかな陰りが見える。その瞬間を逃さず、渾身の右オーバーハンドを振り抜くと、金城は大の字に崩れ落ちた。レフェリーがカウント10を数え上げ、栗原の逆転KO勝利。劣勢を跳ね返した一撃に、後楽園ホールは熱狂の渦に包まれた。
大逆転KO勝ちを飾った栗原は、控室に戻ると第一声、「生き残った〜!」と喜びと安堵の声を漏らした。「応援してくれる人が喜んでくれるし、記者さんにも取材してもらえる。勝つって本当にうれしいですね」。
「最後の右は手応えがあった」
序盤は苦しい展開に、「ジャブもボディも当たらないし、気づいたら倒れていた。一瞬、『このまま終わるのか』と思った」と振り返った。だが4回終了時、心境を切り替えた。「どれだけ打たれても、一発当てれば終わる。突っ込んだら相手がボディを嫌がっているのがわかった。下を意識させて、最後は右で仕留めた」。
まさに「肉を切らせて骨を断つ」逆転KO劇。栗原は「この試合に勝つことだけを考えてきた。これで次につながった。これからも頑張りたい」と再浮上を誓った。
一方、痛恨の逆転KO負けを喫した金城は、意識はあるものの、大事を取って病院に向かったため会見は行われなかった。
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