[リングサイドの目]2025.6.8
世界王者が有明コロシアムに集結! バンタム級統一戦を生観戦
WBA(世界ボクシング協会)バンタム級休養王者の堤聖也(29=角海老宝石)とWBO(世界ボクシング機構)同級王者の武居由樹(28=大橋)が8日、有明コロシアムで開催された「Prime Video Boxing 13」に来場し、WBC王者の中谷潤人(27=M.T)とIBF(国際ボクシング連盟)王者の西田凌佑(28=六島)のバンタム級王座統一戦を観戦した。
さらにWBA・WBC(世界ボクシング評議会)フライ級統一王者の寺地拳四朗(33=BMB)とWBO世界ウェルター級王者のブライアン・ノーマンJr(24=米)も、会場で歴史的一戦を見届けた。
世界チャンピオンたちは、バンタム級注目の一戦をどのように見たのかーー。
試合後、囲み取材に応じた堤は、「お互いに(流れを)作ってから動くと思っていたので、中谷選手があんなに最初から仕掛けたのにはビックリした。仕掛けるなら西田選手の方かなと思っていた。西田選手は(右目上の)腫れが心配だったが、ずっと口も開いていたので、顎も折れたのかなと思った。(武居選手と)『肩かどこか違和感があるね』と話しながら見ていた。陣営が(棄権の)判断をしたのは正しいと思う。西田選手としては『まだ戦えるのに』という思いがあったと思うので悔しいと思う。西田選手は本当に格好良かった。『頑張れ!』と思いながら見ていた」とコメント。中谷の先制攻撃と西田のチャンピオンとしての戦いぶりに、刺激を受けたようだ。
「武居君、僕と戦ってから天心選手と戦って」
続けて、「これで武居君と戦わなかったら、しょぼいですよ! 俺と戦った後に天心選手とやってほしい」と、横にいるライバル王者にラブコールした。「今、一番ホットでしょう。僕らの試合が一番面白いですよ!」と興奮気味に話してくれた。
「中谷選手がいきなり仕掛けるとは思わなかった」武居由樹
武居は、「王座統一戦なので、最初は様子を見るのかなと思っていた。いきなり中谷選手の方から仕掛ける展開は想像していなかった。純粋にファンとして楽しんだ」と話すと、堤の対戦要求に対し、「僕は何でもいいですよ」と笑顔を見せながら、受けて立つ姿勢を見せた。
「西田選手の頑張りが光ったが中谷選手が強かった」拳四朗
拳四朗は「中谷選手が最初から倒しに行くくらいの勢いで攻めていったので、このまま行くのかなと思ったが、西田選手が4〜5ラウンドから攻めだして、ここからどうなるんだろうと。西田選手の頑張りが光った試合でした。ただ、中谷選手が強かったなという印象。中谷選手はアグレッシブだったが、いつもと違うように感じた。ああいう作戦だったんですかね? 王座統一戦で、お互いに気持ちの入り方が違った」と感想を語った。
11日後に佐々木尽(23=八王子中屋)を迎え撃ち2度目の防衛戦に臨むブライアン・ノーマンJr(24=米国)は「グレートなファイトだった!」と、笑顔で会場を後にした。
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