[祝勝会]2025.6.6
寺地拳四朗がバンタム級王座統一戦に期待!
WBA(世界ボクシング協会)・WBC(世界ボクシング評議会)フライ級2団体統一王者の寺地拳四朗(33=BMB)が6日、大阪・千里阪急ホテルクリスタルホールで開かれた、拳四朗関大後援会主催の「タイトル統一祝勝会」に出席し、関係者に感謝の気持ちを伝えた。
関西大学ボクシング部出身の拳四朗は、3月13日にユーリ阿久井政悟(29=倉敷守安)との王座決定戦を制し、統一王者に輝いた。
ライトフライ級とフライ級の2階級で、日本人対決による王座統一戦に臨んだ拳四朗は、6月8日(日)に有明コロシアムで開催されるバンタム級のWBC王者の中谷潤人(27=M.T)とIBF(国際ボクシング連盟)王者の西田凌佑(28=六島)による王座統一戦の見どころを語った。
日本人世界チャンピオン同士の王座統一戦は、これまで井岡一翔vs八重樫東、拳四朗vs京口紘人、拳四朗vs阿久井と3度行われているが、そのうち拳四朗は2度、王座統一戦のリングに上がっている。祝勝会前に囲み取材に応じた拳四朗は、「やっぱり、王座統一戦は気合いの入り方が違う」と自身の経験を振り返りながら語ると、「(中谷が有利と言われているが)西田選手も気持ちが入っているので、そう簡単にはいかないと思う。間違いなく面白い試合になる」と勝敗予想は避けつつも、白熱した試合への期待を示した。8日は会場で観戦する予定だという。
次戦は未定だが、5月16日(金)から25日(日)まで米国ロサンゼルスでスパーリング合宿を敢行。中谷を指導しているルディ・エルナンデストレーナーの下、1日20ラウンドの実践練習に取り組んだ。「条件を言われてのマススパーリングだったが、ノーガードの指示が出るなど、これまでにないもので新鮮だった。ルディトレーナーから細かく教えてもらった。ディフェンス面での収穫があった」と語った。
フライ級統一王者として君臨している拳四朗だが、将来的にはスーパーフライ級に上げて、WBC王者のジェシー・ロドリゲス・フランコ(25=米)と対戦することを目標に掲げている。「バム(ロドリゲスの愛称)と戦うためにも、もっとレベルを上げて、注目されるようになっていきたい」とさらなる飛躍を誓った。
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