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[記者会見]2022.5.3

矢吹正道の復帰戦が決定!

 前WBC(世界ボクシング評議会)ライトフライ級王者の矢吹正道(29=緑)が3日、名古屋市内の所属ジムで会見を開き、現役続行を正式に発表した。

 再起戦は8月11日(木・祝)、刈谷市あいおいホールで、WBO(世界ボクシング機構)ライトフライ級5位のタノンサック・シムシー(21=グリーンツダ/タイ)を相手に50.0kg契約10回戦で行われる。

  今年3月に行われた寺地拳四朗(30=BMB)とのダイレクトリターンマッチで、世界王座初防衛に臨んだが、ベルトを取り戻された。その後は、進退を明言していなかったが、4月下旬のボクモバの取材で現役を続ける意向を示していた。

 拳四朗戦後は、引退に気持ちが傾いていたが、1週間後に長男と長女のスパーリング大会の練習に付き合うため体をうごかしているうちに「このまま終わるのもどうなのかな」と心境の変化があり、2週間後にジムに続ける意向を伝えた。

再起戦は8月11日(木)刈谷市あいおいホール

 復帰戦に関しては「勝って当たり前の相手に時間を費やしたくない」と強敵との対戦を希望。グリーンツダジムと契約している23戦全勝(21KO)のタノンサックとの対戦が決まった。「YouTubeで見たが、当て勘があって良い選手」とタノンサックの印象を語ると「ずっと拳四朗対策をしていたので、足を使ってカウンターを取る本来のスタイルに戻したい。ここを勝ってもう一度へ世界へ行く」と世界王座返り咲きを誓った。

 松尾会長は「マッチメークは大歓迎。勝ち方によっては、その次に世界戦も考えている」と、矢吹の世界王座返り咲きをバックアップすることを約束。現在空位となっている「WBOアジアパシフィック王座決定戦も検討している」とも語った。

 王座陥落後も評価は下がっていない矢吹正道。最新の世界ランキングもWBA5位、WBC8位、WBO10位と上位につけているので、早い段階での世界王座奪還も現実的だが、まずは、8月11日の再起戦に集中している。


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