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[独占インタビュー]2021.10.30

矢吹正道が歴史的死闘を振り返る

 WBC(世界ボクシング評議会)ライトフライ級新チャンピオン矢吹正道(29=緑)が、難攻不落のV8チャンピオン寺地拳四朗(29=BMB)を撃破してから1ヶ月が経った。

  矢吹正道は今、なにを思うか?

 あの激闘を象徴する9ラウンドの攻防で負傷した拳四朗の右目上は、矢吹の「有効なヒッティング」によるものと判断されたが、寺地陣営は試合後に「矢吹による故意のバッティング」ではないかと日本ボクシングコミッション(JBC)に意見書を提出。JBCは試合映像を検証しWBCにも報告した。JBCは故意ではなかったという試合中の判断を支持する見解を示したが、WBCは最新の世界ランキングで拳四朗を1位に認定。「原則禁止」としている「ダイレクトリマッチ」を認める方針だという。

 名古屋市内の所属ジムでボクモバの取材に応じた矢吹には、勝負の分かれ目となった4ラウンドの公開採点と試合中の心境を中心に世界王座戴冠戦を振り返ってもらった。今回のロングインタビューは、拳四朗との「再戦」についても想いを聞くことができた。


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