和氣慎吾が日本王座を返上 世界へ注力

　元OPBF東洋太平洋Sバンタム級王者で現日本同級王者の和氣慎吾(FLARE山上)が、世界戦線に注力していくとして8日付けで日本ボクシングコミッションに王座を返上した。和氣は7月の挑戦で久我勇作(ワタナベ)を10回TKOで破り、OPBF東洋太平洋同級王座に続くタイトルを奪取したが、初防衛戦を行うことなく2度目の世界挑戦を目指すことになった。

　これにより、今月12日の挑戦者決定戦を制し、和氣への挑戦権を得た1位の中川麦茶(角海老宝石)は、和氣のかつての同門で2位の田村亮一(JB SPORTS)と王座決定戦を行うことが濃厚となった。