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WBA(世界ボクシング協会)ミニマム級3位のウィルフレッド・メンデス(29=プエルトリコ)が14日、横浜市内の大橋ジムで公開練習に臨んだ。
メンデスは9月2日(水)、横浜BUNTAIで開催される「NTTドコモ Presents Lemino BOXING ダブル世界タイトルマッチ」に出場。セミファイナルで同級2位の石井武志(26=大橋)と、空位となっているWBA世界ミニマム級王座を争う。
メンデスは、2019年にWBO世界ミニマム級王座を獲得し、2度の防衛に成功した元世界王者。日本のリングでは、谷口将隆(32=ワタナベ)や重岡優大(引退=ワタナベ)との世界戦も経験している。5年ぶりの世界王座返り咲きを狙う元王者メンデスは、決戦を目前にどのような仕上がりを披露し、敵地での世界戦に向けて何を語るのか注目が集まった。

練習前の会見で「コンディションは万全で、体重調整も上手くいっている。試合が待ち遠しい。フィジカルを磨き、さまざまな展開を想定して、いくつものプランを用意してきた」と充実感を見せた。
「ファイタータイプとは何度も戦ってきた」
石井について「リスペクトしている。プレッシャーをかけて、前に出てくる時に強さを発揮する選手。これまで同じようなタイプの選手とは何度も戦ってきた。自分の得意とする相手でもあるので、面白い試合になる」と敬意を見せながらも、自信を示した。
過去にも日本人選手との対戦経験を持つが、「当時は新型コロナウイルスの流行などの影響もあり、満足がいく準備ができなかった。今回は時間をかけて、しっかりと仕上げることができた」と、万全を強調した。

5年ぶりの世界王者奪還へ!
試合展開については「チャンスがあればKOを狙いにいくが、大切なのは勝つこと。判定でも勝利をつかみたい。事前に対戦相手を細かく研究することはしない。リングに上がってから相手を分析し、対応していく」と、元世界王者らしい落ち着きを見せた。
同席したトレーナーのフレディ・トリニダード氏は「日本人選手は、メンタルが強い。しかし、メンデスも今回は時間をかけ、綿密でハードなトレーニングを積んできた。その成果をリングの上で証明したい」と王座奪取に自信を示した。

公開練習では、シャドーボクシングとサンドバッグ打ちを各2ラウンド披露。軽快なフットワークとスピード感あふれる動きを見せると、サンドバッグに威力あるパンチを打ち込み、好調な仕上がりを印象づけた。取材終了後も黙々とトレーニングを続けた。

石井とタッグを組む八重樫東トレーナーは、「映像で見ていた動きと同じで、何かを隠している様子もなかった。体が薄く、減量は厳しそうに見えたが、ミット打ちでは世界を知る選手の片鱗を感じた。キャリアは向こうが一枚上」と警戒した。
その上で、「武志は挑戦者らしく、向かっていくだけ。コンディションと気持ちを整え、これまでやってきたことを出して、自分の強みを生かすことができれば勝てる」と勝機を見いだした。
石井の持ち味については「武志は才能という点では、アマチュア出身の選手に劣るかもしれないが、真面目で努力を積み重ねることができる。相手の心を折りにいく戦いになる。『最後まで諦めない』という日本人の強さを見せてほしい」と期待を寄せた。
伝統のあるベルト奪取へ!
「大橋会長と僕が持っていたベルトに武志が挑むことになった。本当に『持っている』選手だと思う。勝負に絶対はないが、良い展開に持ち込めば互角の戦いになる」と、愛弟子の世界王座奪取に期待を込めた。

大橋秀行会長は、「ミニマム級としては身長があり、パワーもある。元世界王者にとってのラストチャンスという気合いと覚悟を感じた」と印象を語った。
試合のポイントについては「石井が初回から懐に入り、食い下がりながら相手を削っていけるか。ボディブローをまぜた波状攻撃が重要になる」と分析。
「やるっきゃない!」
「石井のやるべきことは決まっている。やるっきゃない」と力を込めた。






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