[公開練習]2026.4.20
史上最大決戦へ隠し事なし! 井上尚弥が180人の前で圧巻パフォーマンス!
世界スーパーバンタム級4団体統一王者の井上尚弥(33=大橋)が20日、横浜市内の所属ジムで報道陣に練習を公開した。
5月2日(土)、東京ドームで開催される「NTTドコモ presents Lemino BOXING ダブル世界タイトルマッチ」のメインイベント。世界3階級制覇王者の中谷潤人(28=M.T)を迎え撃つ“モンスター”が、あえてすべてをさらけ出した。
この日、集まった報道陣は180人超。2年前のルイス・ネリ戦を上回る大橋ジム史上最多人数となり、この一戦が日本ボクシング史上最大級の注目を集めていることを強烈に印象付けた。
報道陣過去最多の180人!
昨年3月、年間表彰式の壇上で中谷に対戦を呼びかけてから1年余り。両者は無敗のまま、ついに東京ドームで相まみえる。
井上は「ここまで長かったようで早かった。心身ともに良い状態で仕上がっている。非常に楽しみでワクワクしている」と胸の内を明かすと、さらに踏み込んだ。
「重圧なんて今に始まったことではない。それを乗り越えて32戦やってきた。こういった大一番で負けられない気持ちは強い。ただ、自分のボクシング人生はここで終わりではない。通過点という言葉を使わせてもらう」。
絶対王者としての矜持と、なお先を見据える視線。その言葉には一切の揺らぎがなかった。
今回はメキシコ人、米国人合わせて5人のスパーリングパートナーと実戦形式を重ねてきた。積み上げたラウンド数は80に到達。井上真吾トレーナーは「課題はすべて攻略できている。あとはイメージ通りに研ぎ澄ませるだけ。ナオの出入りとスピード、空間を見てもらいたい」と仕上がりに強い手応えを口にした。
これに井上が「言い過ぎだよ」と即座にツッコミ。真吾トレーナーも「ちょっと言い過ぎました。亀のようにのっそり動くかもしれない」と返し、会場は笑いに包まれた。リラックスした空気の裏に、盤石の準備が透けて見えた。
中谷対策についても抜かりはない。「映像はかなり見てきた。これからは微調整。中谷潤人というボクサーは自分の中に入り込んでいる。会場でも見ているし、未知の相手ではない。落とし込みやすかった」。
さらに、中谷の「ぶっ倒しにいく」という強気の発言に対しては、「どっちのボクシングも選択していきたい」と冷静そのもの。加えて、中谷が「クロフォードvsカネロを参考にしている」と語った点には、間髪入れずに言い切った。「ああはならないですね。当日を楽しみにしていてください」。
東京ドームといえば、過去に波乱を生んできた舞台だが、その“魔物”論も一蹴する。
「まったくない。ダウンはドームだからではなく、ネリがパンチが当たっただけの話。どこでも起きた可能性はある。ただ、自分は東京ドームを経験している。それは強みとして活かせる」。この発言には今度は真吾トレーナーが「言い過ぎだよ」と逆ツッコミ。終始、余裕すら漂わせた。
「西田戦で奇襲攻撃を見せてしまったのがどう出るか」
また、中谷が西田凌佑戦で見せた初回奇襲についても「一つ言えるとしたら、中谷陣営はあれを見せてしまったことがどう出るか。あの試合まではそういうイメージはなかったが、目の前で見せてくれたのは自分にとってプラス」と鋭く分析した。
公開練習ではシャドー2ラウンド、ミット打ち、サンドバッグ打ちを披露。長身サウスポーの中谷を想定して186pの鈴木康弘トレーナーとのミットでは、序盤は軽めながら徐々にギアを上げ、ワンツー、右フック、左ボディを鋭く打ち込んだ。途中でTシャツを脱ぎ、汗を飛ばしながら圧巻の動きを見せつけた。
この日は中谷陣営は3人が偵察に訪れたが、井上はあえて言い放った。「包み隠さず全部見せましたよ」。
その言葉通り、すべてをさらけ出したうえでなお揺るがない自信。受けて立つ王者の覚悟がにじませた。
M.Tジム村野健会長は「スピードもパワーも感じた。しっかり動けていて調子が良い」と評価しつつ、「どんな雰囲気だったか本人に伝えたい」と語った。
大橋秀行会長は「5ヶ月ぶりの試合で(疲れが)リセットされた。昨年4試合したことで自信、技術、メンタルといった積み重ねがプラスになっている。まったく悲壮感がなく、やる気満々で楽しそう」と絶好調を強調した。
そして、勝負のポイントをこう示した。
「初回は見もの。中谷がどう出るか。自分は9割方わかっている」。
史上最大の舞台へ、モンスターはすでに臨戦態勢だ。
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