武居由樹vsC・メディナ!名古屋で公開計量

　バンタム級リミットの53.5�sでクリアした武居は、右手でガッツポーズすると静かに秤を降りた。その後の囲み取材で、「向き合った時に相手の方から詰め寄ってきたので燃えた。(試合に向けて)スイッチが入った」と話すと、「しっかりと落ちたので、あとは丁寧にリカバリーに努める」と決戦に向けて気持ちを高めた。

「尚弥さんより派手に倒す」

　指名挑戦者を迎え撃つ試練に防衛戦に、「強いチャレンジャーだが、チャンピオンとしての格の違いを見せる。打ち合いになるなら真っ向から迎え撃つ。尚弥さん(井上尚弥)より派手に倒したい」と武居由樹らしい豪快なKO決着を約束した。

　一方、100gアンダーの53.4�sで計量を終えたヒメネスは、力こぶを作り万全のコンディションをアピール。メキシコ人のサポーターが声援を送った。

「相手の出方次第で戦う」

　世界初挑戦のヒメネスは、「計量を盛り上げようと思った」と、フェイスオフで自ら詰め寄った理由を説明。「明日は向こうの出方次第。来るんだったら打ち合う」とベルト奪取に闘志を燃やした。

　計量後にはルールミーティングが行われ、武居はウイニング製で黒色、ヒメネスはNO BOXING NO LIFE製の黒/金のグローブを使用することが確認された。

　武居vsヒメネス戦は午後7時にゴング予定。

WBO世界バンタム級タイトルマッチ
王者:武居由樹(大橋)
血圧:112/82mm/Hg
脈拍:68/min
体温:36.0℃

同級1位:クリスチャン・メディナ・ヒメネス(メキシコ)
血圧:120/70mm/Hg
脈拍:52/min
体温:36.1℃

オフィシャル

レフェリー:ラモン ペーニャ ダオダッティ(プエルトリコ)

ジャッジ:フェレンツ ブダイ(ハンガリー)

ジャッジ:スヴェン グラフ(スイス)

ジャッジ:ワレスカ ロルダン(米国)

スーパーバイザー:エルノ ラベカ(オランダ)