[公開練習]2025.9.6
C・メディナ! 2年前とは違う!
WBO(世界ボクシング機構)バンタム級1位のクリスチャン・メディナ・ヒメネス(25=メキシコ)が6日、都内のジムで報道陣に練習を公開した。
9月14日(日)、名古屋IGアリーナで開催される「NTTドコモ presents Lemino BOXING」で、王者の武居由樹(29=大橋)に挑戦するメディナは、「世界チャンピオンは幼い頃からの夢。亡くなった父と祖父との約束を果たす。メキシカンの誇りを持って戦う」と、ベルト奪取に気持ちを高めた。
試合は、Leminoで生配信され、全国指定の映画館でパブリックビューイングも予定している。
2年前に西田凌佑(29=六島)とのIBF世界バンタム級挑戦者決定戦で来日しているが、その時よりも精悍さが増し、戦士としての風格を感じさせた。
会見に臨んだメディナは、「西田戦では5〜6ラウンドに追い詰めたら、もっと違う展開になっていたかもしれない。あの試合で多くのことを学んだ。今はエラーを修正して、良いボクサーになった」と自信を示した。
コンビを組むラファエル・グスマントレーナーは、「良い練習をして最高に仕上がって進化した。当日、それがわかるよ」と、ニヤリと笑みを浮かべた。今回の試合からセラピストと栄養士がチームに加わり、万全のコンディションに仕上げた。
かつてはサウスポーが苦手と言われていたメディナだが、それも克服したようだ。メディナは、「以前は(サウスポーに対しての)経験が浅かったが、あれから帝拳ジムに何度も来て、天心(那須川天心=WBC世界バンタム級1位)や昴(村田昴=WBO-APスーパーバンタム級王者)、陸(増田陸=日本バンタム級王者)とのスパーリングで、サウスポもも苦手ではなくなった」と語った。
八重樫東トレーナーの「(メディナには)弱点が3つある」というコメントにも、「自分にも武居にも弱点はある。それはリングでわかること」とサラリと言った。
会見後には、縄跳びとシャドーボクシング、ミット打ち、パンチングボールを1ラウンドずつ披露。ミット打ちでは、常に動くことを意識しながら、ズシンと響く左フック、さらにワンツー、逆ワンツーのコンビネーションを打ち込んだ。バランスが良く、一瞬の踏み込みの速さが目を惹いた。
公開練習後、囲み取材に応じた八重樫氏は、「背格好や、全部は見せていないと思うが動きは想定内だった。気負いもなく良い状態に見えた。こっちがやっていることと、向こうのやっていることの意図の擦り合わせにおいて、少し思うところがあった。でも、大丈夫そうです」と感想を語った。
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