[公開練習]2025.9.5
松本流星がハイテンポな動きで絶好調をアピール!
WBA(世界ボクシング協会)ミニマム級2位の松本流星(27=帝拳)が5日、都内の帝拳ジムで公開練習に臨んだ。
7戦目で世界初挑戦する松本は、9月14日(日)、名古屋IGアリーナで開催される「NTTドコモ presents Lemino BOXING」で同級1位の高田勇仁(27=ライオンズ)と空位の王座を争う。
高田陣営が偵察する中、ミット打ちを披露した松本はロングとショートの距離を使い分けながらハイテンポに打ち込み調子の良さを伺わせた。
試合は、Leminoで生配信され、全国指定の映画館でパブリックビューイングも予定している。
まず、オーギーサンチェストレーナーとのミット打ちでは、スピーディーな動きからコンパクトな左右アッパー、左フックを叩きつけると、続けてミットを持った田中繊大トレーナーとは、十分に距離を取るとステップインから左フックを繰り出し、最後は左右フックの連打でフィニッシュした。2ラウンドのミット打ちで仕上げてきたのが十分わかるパフォーマンスを見せた。
松本は「子どもの頃からの夢を叶えたい。最後まで気を抜かずに自分のボクシングを徹底して戦う。試合中の気の持ちようが鍵。前(接近戦)で戦うことも想定している。12ラウンドをフルに使って戦う」と意気込みを示した。
勝てば、7戦目での世界タイトル獲得で、名門・帝拳ジムでは最速記録となる。また、幼少期に会場で観た井岡一翔(志成)が初めて世界タイトルを獲得した記録に並ぶ。
8月2日の試合後に緊急搬送され、開頭手術を受けたものの、息を引き取ったプロボクサーの神足茂利さんは、大学のボクシング部の先輩であり、浦川大将さんもジムの先輩だ。
松本は「リスクを負ってスポーツを続ける中で、先輩から一生懸命に好きなことに没頭できる時間は幸せなことだと教わった。神足さんは試合を見に来てくださる予定で、ご飯に行く約束をしていた」と語った。
帝拳ジムの浜田剛史代表は、「ここ数戦で一気に力が伸びた。テクニックとパワーがマッチしている」と松本の成長を高く評価。田中トレーナーも「フィジカルトレーニングを積み重ね、パワーが増した。長い期間、高見(WBA世界ライトフライ級王者)のスパーリングパートナーを務めた経験も自信になっている」と述べた。
松本は、「高見が世界チャンピオンになって、(日本ボクシング界に)新しい風が吹いているので自分もその一翼を担いたい」と、力強く決意を示した。
練習を見た高田を指導するライオンズジムの渡邊利矢マネージャーは、「国内最強のミニマム級の選手なだけあって、素晴らしい動き。勇仁への対策なのか、オールラウンダーとして成長しているのかわからないが、ロングだけではなく、ショートパンチも良くて隙がない。今日の動きを見る限り、打ち合いにもなるのかなと思った」と警戒心を強めた。
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