[前日計量]2025.6.25
女子東洋太平洋タイトルマッチに注目!
OPBF東洋太平洋女子ミニマム級タイトルマッチの前日計量が25日、東京ドーム内のblue-ing!(ブルーイング)で行われ、王者の和田まどか(30=DANGAN)と同級10位のカレアン・リバス(36=比)が計量に臨んだ。
試合は、明日(26日)、後楽園ホールで開催される「Lemino BOXING フェニックスバトル138」のセミファイナルで行われる。
ミニマム級リミットを200g下回る47.4sでクリアした和田は、「プロキャリアは、向こうの方が上。それに、初防衛は魔物が住んでいると言われている」と、獲るよりも難しいされる初防衛戦に警戒心を強めると、「力んでしまう悪い癖に気をつけながら、自分のボクシングを貫いて倒しにいく」とKO決着を約束した。
今年1月からWBA(世界ボクシング協会)バンタム級休養王者の堤聖也(29=角海老宝石)を指導する石原雄太トレーナーとコンビを結成、「アマチュアで12年やってきたが、毎日が勉強することばかり。アマ時代の良いところを残しつつ、効かせるパンチを教えてもらっている」と、進化に手応えを感じている。
「黒木優子vs鈴木なな子戦の勝者に挑戦したい」
和田が狙うのは、メインイベントで行われるWBA(世界ボクシング協会)女子ミニマム級タイトルマッチ、王者の黒木優子(34=真正)対同級4位の鈴木なな子(25=横浜光)の勝者への挑戦だ。和田は「メインイベントの世界戦に内容で負けつもりはない。女子でも倒せるところをみせたい」と自信を示した。
タイトルに挑むリバスは、400gアンダーの47.2sで計量を終えた。今回で4度目の来日のリバスが、ベルトと世界ランキングを奪いにいく。
OPBF東洋太平洋女子フェザー級王座決定戦、同級7位の大澤あねら(22=パンチアウト)対同級4位の呉沛儀(29=台湾)の前日計量が行われ、大澤は57.0s、呉は56.9sでクリアした。
4戦目でタイトル初挑戦を迎える大澤は、「呉選手との試合は決まっていたが、タイトルマッチになるかが微妙なところだったので、王座決定戦になってうれしい」と言葉に力を込めた。
アマチュア2023年度全日本選手権を優勝し、昨年8月にプロデビューした大澤だが、初戦は引き分け。しかし、2戦目で初勝利を挙げて、4月にフィリピンでのエキシビションマッチや男子選手とのスパーリングを重ねて手応えを掴んだようだ。
「勝って会長に恩返しする」
大澤は「相手がどうこうよりも、落ち着いて戦って流れの中で倒したい。勝って会長に恩返しをする」とベルト奪取を誓った。
王座を争う呉は、豊富なアマチュアキャリアを持ち、昨年1月にはWBOアジアパシフィック・フェザー級王座を獲得している。
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