[試合後談話]2025.6.11
東日本新人王! ライト級に新星!

東日本新人王予選が11日、後楽園ホールで開催された「DANGAN オール4回戦」で行われ、全10試合で熱戦が繰り広げられた。
ライト級4回戦では、藤森天太(23=ワタナベ)と出畑力太郎(17=マナベ)が対戦。ハードパンチャー対決は初回から大きく動いた!
長身オーソドックスの藤森がジャブを突いて距離を測るが、出畑はガードを固めながらプレスをかけると、右クロスでダウンをゲット。再開後、藤森は強気に打って出て押し返した。2回、藤森はワンツーで反撃に転じるが、出畑は真っ向から応戦。スリリングな打ち合いを見せる中、出畑は上下に打ち分けると、右ストレートで藤森キャンバスに沈めた。
圧巻のパフォーマンスを見せた出畑は、控室に戻るとすぐに試合動画をチェックして、反省会をしていた。その後、取材に応じた出畑は、「冷静に戦うことを心掛けた。打ち合うことができて楽しかった」と満面の笑みを浮かべた。
父・出畑力也さんが空手の師範代(正道会館)で、6歳で空手を始めた出畑だが、それほど熱心ではなかったようだ。小学6年時、ボクシングの人気アニメ「あしたのジョー」のDVDを見て、「主人公、矢吹丈の生きざまが格好いい」と、ボクシングにのめり込み、高校入学と同時に近所のマナベジムに入門した。
ボクシングに集中するため、通信制の高校に通い、授業がある土曜日以外はボクシング漬けの毎日を送っている。
元日本スーパーバンタム級王者でマナベジムの真部豊会長(写真:右)は、「才能がある子というのは、彼のような子なんだなと思った。初めて対面練習をさせた時に、当て勘と避け勘がほかの選手とは違っていた。練習もよくするし、今日の勝利で自信がついたと思う。このまま勝ち進んで、全日本新人王になってほしい」と、元日本フライ級1位の長嶺克則氏以来、マナベジム13年ぶりの全日本新人王誕生に期待を寄せた。
マナベジム13年ぶりの全日本新人王へ
それを横で聞いていた出畑は「気が早いです」と笑うと、「KO勝ちにもこだわりはない。一つずつ勝っていくだけ」と謙虚な姿勢を貫いた。東日本新人王ライト級において、面白い存在が現れた!
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